※中区住吉町(プルスウルトラ跡)に移転&店名変更:ゆ希
今回訪れた『三つ菜』は、2021年10月にオープンしたばかりの新店。
お店の場所は、東区役所の裏。
この辺りは、新幹線の高架沿いで殺風景。
辺鄙な場所に見えるんですが、「コロッケのせきや」やお好み焼きの「まるめん」など、人気店が軒を並べているんです。
店は平べったい三角形のような形をしていて、入り口側が最も奥行きがなく、奥に行くにつれて空間が広がります。
真新しいカウンターは、どの一辺とも平行ではないので、配置に違和感あり。
でも、手触りがよく、落ち着く素材です。
店の切り盛りは、おふたりの女性にて。
ラーメンを作っている方が「みちまる」(光町の豚骨ラーメン店)の奥様なのかな?
メニューはシンプルで、中華そば・トッピング・ごはん物・サイドメニュー・ドリンクという内容。
姉妹店の「YAMAGUCHI」(楽々園)のワンタンがまずまず良かったので、こちらでもワンタン麺を注文。
お供には、じゃこ飯を。
妻はワンタン麺と好物の餃子を。
丸い鍋で焼かれる餃子。
途中で何度も鍋ふたを開け、焼け具合をチェック。
「そろそろいいでしょう」と言わんばかりに目つきに変わると、麺ゆで開始。
ゆで時間は1分くらいだったでしょうか。
提供されたワンタン麺は、カフェオレ色のスープにラードの油膜が張り、鮮度の良さそうなもやしと青ネギが期待感を高めてくれます。
薄切りのチャーシューがちらっと顔をのぞかせ、タレが掛けられたワンタンは仕事の細やかさをアピール。
なるほど、いい見た目です。
スープは口当たりが優しい醤油豚骨。
濃厚さや油脂の強さは感じられず飲みやすいスープで、「陽気」や「きくま」が遠くに見えるイメージですが、いかがでしょうか。
麺は結構細め。
細麺お約束のザクザク食感ではなく、芯に生っぽさを残す茹で具合。
この麺は、しっかりと茹でてもいいのでは。
具材では、シャッキシャキのもやしが秀逸。
薄切りチャーシューは肉自体が旨いですね。
ワンタンはまずまずな印象でした。
じゃこ飯は、こんもりと盛られたご飯にタレがかかっていて、その上に硬いじゃこがたっぷりと。
カルシウム補給にはちょうどいいではありませんか。
餃子は底面が適度に焦げていて、香ばしい香りとカリッと食感で、焼き手の技量が推し量れます。
ワンタンとは皮もタネも違うので、仕込む人が違うのか、はたまた既成の餃子ということなのか。
あ、そうそう。
ここは2021年5月までは「めん喰」という古いラーメン店があって、創業から37年で閉店したんでした。
麺の湯切りが機械だったことが印象に残っています。
古いお店がなくなると寂しさがありますが、跡地に新しい店ができるとわくわく感もあり。
きっと、もやし増しチャーシュー麵とごはんとか最高だと思うので、未訪の方はぜひお試しください。
ごちそうさまでした!!!
(2021.11)
■お店のデータ
三つ菜
広島市東区東蟹屋町19-14
電話番号:不明
6:30~9:00
11:00~14:00
定休日:日・祝
※駐車場無し。近隣コインパーキング推奨。
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