2021年11月にオープンし、瞬く間に行列のできる人気店となった『呼白(よはく)』。
「5人以上並んでいたら諦める」というマイルールの下、ようやくの訪問を果たしたのは2022年9月のことです。
お昼時間に制約がある身なのでやむなしとはいえ、ここまで長かったなぁ。
店の中からにこやかな女性が顔を出し、「どうぞ」と促されてから入店。
明暗のメリハリを利かせた店内には、スープのいい香りが漂い、雰囲気のある日本料理店のような設え。
ラーメンは、醤油といりこの2種類で、それぞれに「半熟味玉」「肉増し」「特製」が用意されています。
ごはん物は、ごはん・〆ごはん・肉ごはん。
これら以外には、鴨ロースや瀬戸内海苔など。
僕が購入したのは、半熟味玉のいりこラーメンと肉ごはん。
カウンターは分厚い1枚板。
杉が使われることが多いと聞くけど、このカウンターはどうなんだろうか。
白い丼にスープが注がれ、茹で上がった麺の湯切りを行う。
麺をスープに入れると、麺線を整えるために激しい手つきで麺を動かします。
スープの跳ねは想定内と言わんばかりに。
繊細な手つきで具材を乗せたら、両手で丼を包み込み、カウンターの上へ。
大きなレアチャーシューに目を引かれ、マスクを外した途端感じられる、いりこの香りにニンマリ。
メンマやネギ、柚子皮、味玉までもが美しく見える一杯です。
熱々ではないスープは、いりこの風味を考慮に入れた温度設定なんでしょう。
品よく、ふくよかな香りです。
「スター&プラチナ」の端麗塩ラーメン(煮干し100%)よりも、品はあるけど力強く、甘みも雑味も旨味のひとつといった印象です。
細麺は、芯を残さない茹で加減。
提供直後は麺の中心に抵抗を感じましたが、途中からは馴染み、つるっとトロっとした艶めかしさを感じるように。
ゆで加減には賛否あるようですが、僕は「賛」の立場かな。
具材では、太めのメンマがコリっと旨かったです。
味玉はまずまずでした。
お供に選んだ肉ごはんは、レアチャーシューの盛り方がニクイやつ。
ぷりっぷりの白ごはんに、甘辛いタレ。
分かっちゃいるけど、レアチャーシューの存在感が凄いですね。
そして、ネギの鮮烈な辛さによる清涼感も計算ずくなのか。
店主は、僕の勝手な想像よりも若く、才能って素晴らしいなと感じた次第。
次回は醤油ラーメンとごはんにしよう。
ごちそうさまでした!!!
(2022.9)
■お店のデータ
呼白
広島市中区西十日市町2-15
電話番号:不明
11:00~15:00
18:00~21:00(食材が余っていれば)
定休日:月曜日、月に数回火曜日(インスタにて要確認)
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