飲食店訪問

一力/生地とそばが焼き置き!変わった手順と旨いお好み焼き(中区榎町)

飲食店訪問

一力(いちりき)という言葉を調べてみると、自分ひとりの力・多数の力を一つに合わせること・万の字を二つに分けたもの等が出てきます。

一力という名称が付いた飲食店は全国にあるようですが、広島市内においては、江波の「京都一力」・皆実町のホルモン焼うどん「一力」、今はなき「一力観音(観音新町)」・「一力庵(庚午)」、そして今回訪れた『一力』など。

各店、一力という名前にどういう意味を込めているんでしょうか。

 

 

そんなことを思いながら訪れた『一力』は、十日市の電車通り沿いにあるお店。

一力 外観

客席は、鉄板前に4席・4人用テーブル2卓、奥の座敷にも2卓用意されています。

店の切り盛りは、男女3名にて。

この中で中心的な焼き手を担っているのは、最も年を重ねた女性。

他の二人とは、親子ほど年が離れていますので、家族経営なのかもしれません。

 

 

メニューは非常に豊富。

鉄板焼きメニューやご飯ものもある中、お好み焼きは、肉玉そばが750円。

麺ダブルは+100円と安価。

一般的なトッピングに加えて、ハバネロ焼き・レディース焼き・メンズ焼きというメニューを発見。

メンズ焼きは、麺1.5玉にチーズとネギかけで1,000円。

これはお得でないかい?と思い、食べてみることにしました。

 

 

小さめの生地とそばはあらかじめ焼かれていて、それらを容器から取り出して鉄板の上に置きます。

生地には魚粉を振りかけ、細いキャベツをこんもりと盛り付け。

一力 途中

もやし・天かす・調味料・豚バラ・つなぎと積み、反転します。

一力 途中2

 

 

銀のふたを被せてしばらく蒸し焼きにしつつ、焼き目の付いたそばにソースを掛けてほぐしていきます。

蒸し終わったら、柄の長い重石で平たくし、そばと合体。

一力 途中3

メンズ焼きは、割り広げた卵の上にチーズを乗せ、本体と合体。

そして、ソース・ガーリックパウダー・青ネギで完成です。

 

 

一力 完成

ふんわり焼かれた卵、甘さのあるそばはカリッと。

チーズのコクにソースの旨味、ほっこり蒸された野菜も良い。

生地に振られた魚粉が時折顔を出し、他の調味料よりも目立つ存在に。

ガーリックパウダーはそんなに目立ちません。

低めの仕上がり温度で食べやすく。これはなかなか旨いんじゃないでしょうか。

 

 

ただひとつ難点があるのは、喫煙可ということ。

カウンターやテーブル上に、灰皿がでーんと置かれている光景は久しぶりに見ました。

 

 

アットホームな雰囲気で居心地は悪くない。

みんなの力を合わせて頑張っていこうという雰囲気が感じられる『一力』。

紫煙が気にならなければ、というところでしょうか。

ごちそうさまでした!!

(2022.9)

 

■お店のデータ

一力

広島市中区榎町1-14

0822330181

11:30~14:00

17:30~23:00

定休日:月曜日

 

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