浜たに２（居酒屋・中区小町）

※閉店確認済。

お昼に食べた定食の内容が良かったので、夜に行きたいと心に留めているお店がいくつかありまして。

例えば中区鉄砲町の「FUJI」や「すいせい庵」、中区三川町の「KaiRyu」、そして中区小町の「浜たに」など。

このようなお店をピックアップするためにお昼に訪れているわけなんですが、なかなか夜に行けていないのも事実。

しかし今回は、以前から会う約束をしていた旧友のＩ君とじっくり盃を交わす舞台として、夜の「浜たに」に訪れてみました。



入店したのは１８時４０分頃だったでしょうか、大人数用の座敷以外は埋まっており、なかなかの客の入り。

夜メニューは、冊子状になったグランドメニューとボードに書かれたオススメメニューの２種。


※写真はグランドメニューの一部。

最初にビールに合いそうなメニューを、その後日本酒に良さそうなのを注文する作戦を展開いたしましたが、酔うとそんな事はどうでもよくなるものです（苦笑）。

結局はお互いが食べたいものを注文することに。



キャベツとつくねのクリーム煮・枝豆の突出２種を経て、注文の品が登場し始めました。





まずは地蛸のトロロ焼き。

名前の通り、蛸とトロロ芋をふっくら焼いたものです。





地蛸の天ぷら。どうやらＩ君は蛸が好物のようです。。。





こちらは僕のチョイスで、ホルモン味噌炒め。



脂多めのプルプルホルモンとナスや玉ねぎ等の野菜を甘辛い味噌ダレで炒めた一品。

この３品はまずまずといった印象です。



ここいらでビールから日本酒にスイッチ。

前回訪問で藤岡酒造店（呉市音戸町）のお酒がある事を確認しておりましたので、それを注文してみました。

海岸の風という銘柄でスペックは吟醸との事。



すっきりとした飲み口で、ほのかに吟醸香を感じます。そして仕舞の切れも良し！

アルコール添加はほとんど感じず、なかなか旨いお酒だと思いました。



日本酒の相棒一番手は刺し盛りで、〆さば・蛸・鯛・かんぱちの４種。

どれもそこそこ旨い刺身でしたが、特に鯛は良かったように記憶しております。





カキフライは藻塩と共に登場。

塩コショウによる下味がしっかり目でしたので、そのままいただいても十分な旨さでした。





音戸の瀬戸の純米「一丈五尺」。



海岸の風と比べると米の旨みは感じますが、仕舞の野暮ったさは否めません。

でも、こういう海の、田舎の純米って嫌いじゃないんですよねぇ。



締め（？）のサラダ二種。大根と音戸ちりめんのサラダにツナとおこげのサラダ。





日本酒のラストには、島根のお酒：誉池月の純米生詰六号酵母。



なしてこれがここに？と聞いてみますと、邑智郡とも縁があるそうで。

なるほどなるほど。。。



ちなみに、その他の日本酒のラインナップは、千福、中尾醸造の「一歩から」、亀齢、八重の露純米原酒など。

酒屋で試飲して気に入った酒を置くようにしてるとの事ですので、案外面白いのに出会えるかもしれません。



格別な料理ではありませんが、気のおけない友人との飲み食いは旨く感じるもの。

さらに、スパイスとして珍しいお酒が加われば、僕は言う事ありません。



４０を間近にする世代ですのでお互いにいろんな変化がありますが、これからも気長に付き合っていきたいものですね。

ごちそうさまでした！！！

（2013.2）


■浜たにの訪問記
・浜たに(2012.7)
・浜たに３(2014.4)


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