あの「むろか」の大将がラーメン屋を開いたらしい。
きっと旨いんだろうなぁ。
多い時で待ち客10組以上と聞くけど、ランチタイムに限りがあるので、さすがに待つことはできません。
久々の街中勤務の日。
「桃丘」でカレーでも、と思い並木通りに出てみると、あれ?二人しか並んでない。
ついにチャンス到来です。
ここって昔は「koharu亭」があって、その後「ら~麺こはる亭」に変わったんだ。
今思えば、けっこうグダグダなお店だったなぁ。
その後は「スズメバチカレー」だったかな。
あれな全然辛くなかった。
最後は「旭」だったか。
視線を左上に上げながら懐かしがっていると、中から店員が出てきて、入店するよう促されました。
入ってすぐの券売機で食券を購入。
空いている席に座り、食券を置いて待ちます。
店内にはいい香りが充満し、天井を見上げるとイサムノグチと思われる照明が。
BGMはジャズかな。
カウンターも壁面も、スッキリとしていながらハレ感のある設えです。
カウンターには、トレイ・割りばし・レンゲ・コップ・ヤカンがひとり1セット用意。
ここで驚くのが、割りばしの先の細さ。
こんな割りばしあるんですね。
凄い。
トレイの奥には素材の説明文があり、産地とうんちくを記載。
書かれているのは、小麦・かん水・鶏・豚・ムロ節・鮭節・昆布・干し貝柱・干しイカ・干し椎茸・醤油・味醂・酢・メンマ・ネギ・海苔・卵・器について。
一杯800円という高めの値段設定に納得感を与えるような仕掛けなんでしょうかね。
いずれにせよ、僕にとっては興味のある内容で面白かったです。
出てきた中華そばと卵かけご飯は、見るからに旨そう。
中華そばは、厚手の白い丼にオレンジ色のスープが映えます。
上にちょこんと乗った2枚の海苔が印象的な配置。
スープには白ネギが浮いていて、表面には油が浮いています。
節の香りがぶわっと立ち上がり、色々な素材から抽出された出汁からは分厚い旨味が。
自然な甘さもいいですね。
<br/ >この手のラーメンではお約束のテイストでありながら、完成度が高いと思います。
麺は全粒粉入りの平たい麺。
芯を残さない柔らか目での提供です。
もう少し固めのほうがいいように感じますが、この辺りは『むろか』の大将のことですから、高度な狙いがあってのことなんでしょう。
具材では、極太メンマが秀逸。
味付けは薄いんですが、メンマそのものの食感と味がいいと思います。
卵かけご飯は、名古屋コーチンの卵と仁多米の組み合わせ。
キレイに粒立った御飯に、滑らかで円やかな卵黄。
その横に乗っているのは・・・鮭節か?
しっかりと混ぜて食べるのがいいんでしょうけど、白ごはんとしても食べたかったので、軽く混ぜるに留めてみました。
『むろか』の中華そば、中毒性はないかなと思っていたんですが、夜になってもう一度食べたくなってきました(笑
ごちそうさまでした!!!
(2022.3)
■お店のデータ
むろか
電話番号:不明
11:30~売り切れまで
定休日:日曜日
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