僕は、『たま子』というお好み焼き屋さんに来たつもりなんだけど、赤いテント屋根から店名が消えているので、ここが本当に『たま子』なのかどうかが分かりません。
テント屋根を張り替えたのは良いけど、名前を入れたらお金がかかる。
名前なくてもみんな分かってるよね、ということなのか。
はたまた、名無しのお店になったのか。
真相は分かりませんが、とりあえず『たま子』ということで話を進めてみましょう。
このお店を見つけて、はや5~6年。
『たま子』という名前がインパクト強すぎて、いつかは行こうと思っていたわけです。
客席は、横に長い鉄板前に椅子が5~6つとふたり用の小さなテーブルがひとつ。
鉄板前のカウンターは、シルバーの金属製だけど熱が伝わってきません。
これは安心材料だ
お店の切り盛りは、長身の女性がおひとりで。
お店の古さからすると、思ったほど女性の年齢が高くないなぁ。
メニューは、お好み焼き・焼きそば・トッピングとシンプルな構成。
注文したのは、肉玉そばのイカ天トッピング。
サラサラな生地を大きく丸く敷き、魚粉を少し。
軽く炒めたそばを生地に乗せたら、ソースで下味をつけます。
短くて細いキャベツを多めに盛り、もやし・天かす・イカ天・正方形にカットされた豚バラ4枚と乗せていき、つなぎをかけたら反転します。
しばらく焼いたら、ヘラで軽く押さえます。
水分を抜くというよりも、空気を抜くような感じです。
卵を割り広げたら本体と合体。
ひっくり返したら、お客の前に移動。
目の前でソースを塗り、化調を少々。
胡椒と一味の有無を聞かれたので、胡椒だけをお願いしてみました。
胡椒はドバっと掛けられ、青のりを振ったら完成です。
お客の目の前で仕上げるやり方は、基町方面で何軒か出会いました。
何だか懐かしい。
程よく水分が残っていて、細いキャベツともやしが口の中でとろっと一体に。
カリッと焼けた豚バラの香ばしさがいい対比になります。
ちなみに、食べる際のヘラの持ち手は金属です。
後半以降、硬くなった生地が切りにくくなるので、少し難易度が上がります。
ご留意ください。
ふと見上げると、食品衛生責任者の札(?)が目に入りました。
1枚がたま子さん。
もう一枚は違う人の名前が。
それが何を意味するのかは分かりませんが、ひとつ言えることは、なかなか旨いお好み焼きが食べられるお店だということ。
ウェット系のお好み焼きが好きな人には行って欲しいお店です。
ごちそうさまでした!!
(2021.11)
※後日、店頭の張り紙にて『たま子』であることを確認しました。
■お店のデータ
たま子
0822313197
10:30~17:00
定休日:水曜日
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