2022年8月1日にアップした「珍豚香」の記事で、今回訪れた『水仙』のことを取り上げました。
実は、両店がコラボした真鯛らぁめんがきっかけで「珍豚香」を訪れたんですが、肝心の真鯛らぁめんは未だに食べておらず。
折角なら海老らぁめんも食べてみたいので、両方食べようよと、ラーメン好きな妻を誘って行くことに。
お店の場所は、本通に近い飲食店が軒を連ねるエリア。
近くには「冷めん家」「香り家」「カナック」などがあり、10年ほど前に建て替えられたビルの1階に店を構えてらっしゃいます。
隅切りの部分に入口。
店内はイタリア料理店と言われても通用しそうな設えで、シンプルながらもモダンな印象があります。
客席は、カウンターとテーブルの2種。
お店の切り盛りは、親子ほど年が離れた男女がおふたりで。
ランチメニューは色々あるのかと思いきや、広島真鯛らぁめん・海老らぁめん・海鮮鯛茶漬け丼の3種類に絞っていているようです。
お互いに違う種類のらぁめんを注文し、もちろん追い飯も。
待っている間に感じたのは、この店のターゲットはアラフィフ世代ではないかということ。
BGMが80年代の歌が多くて、「吐息でネット」が流れてきたときは、ナンノちゃんと呼ばれていた頃の彼女の歌う姿が、フッと蘇ってきました。
そんなに待たずして、海老らぁめんと追い飯が登場。
海老らぁめんは、出てきた瞬間から海老が香り立ち、ゆで海老3本と海老煎餅1枚が白ネギの山に寄りかかるように立てられています。
スープ表面には油膜が確認でき、梅干しやガリのスライス、三つ葉は彩りとして。
説明書きには甘海老の出汁・鯛の出汁・鶏のブイヨンを使っているとありますが、鯛と鶏が全く分からない程に海老の香りと海老味噌感が強いです。
そして、何由来なんでしょうか、後を引く甘さがあります。
麺は細い熟成麺とのこと。
オイルをまとった麺は、中心部に潰し込むような食感があり、馴染んでくるとややソフトな食感に。
良くも悪くも、海老の主張が強い一杯。
やや単調な味わいに感じましたので、ガリや梅干しで口を変えながら楽しむのがいいと思います。
追い飯は、白ごはんの上に練りゴマと海苔、白ごまを乗せて提供。
麺を食べ終えてスープに入れたら、少しづつ練りゴマを溶かしながら食べ進めます。
この練りゴマ、結構な存在感がありますが、海老も全く引けを取らず存在感を発揮。
最後まで海老感満載で駆け抜けた海老らぁめん。
ひょっとしたら、もう少しハッとするような味変アイテムがあっても良いのかもしれません。
広島真鯛らぁめんは、2口ほど味見を。
丸い口当たりのスープ。少し火が通った鯛の刺身と揚げた皮が旨いですね。
おろしたゆず皮が味変として効いていて、味に奥行き感があるなぁ。
どちらが好きかと言えば、鯛の方です。
今度はお寿司が食べてみたい。
お昼にやってくれたらいいんですけどね。
ごちそうさまでした!!
(2022.9)
■お店のデータ
水仙
広島市中区大手町2-2-12
05054876322
11:30~14:00
17:30~23:00
定休日:日曜日
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