このお店は、前の勤務先で「辛いものが好き」ということを聞きつけた後輩から教えてもらいました。
焼肉屋と辛いもの好きがどう関係しているのか?
実は、カルビを「揉んで下さい」というとコチュジャンなどで辛くしたのを食べる事が出来るんです。
いわゆる裏メニューというやつですね。
揉んだカルビ目当てで行って以来、このお店とも10年超のお付き合いです。
僕がこのお店を好きな理由は、シャレ好きな店主と奥様のキャラクター、肉自体の旨さ、そしてサイドメニューの充実の3点です。
ご主人はお釣りを渡す時に200円なのに「はい、200万円ね。」ときますし、奥様は「あら、太郎さんいらっしゃい。」と太郎という名ではない僕に言ってきます。
昔ながらのお約束ネタですが、妙に居心地が良かったりします。
まぁ、そんな話はさておき、お店の話をしましょうか。
店員はご夫婦お二人。
厨房をご主人が、接客と調理補助を奥様が担当。
年末などの繁忙期にはお嬢さんが手伝いに来ていることもあります。
店内は炭火焼の卓が5つで座敷4卓、テーブル1卓です。
ガスが熱源の席はカウンター4席、座敷2卓(1卓8人掛け)。
カウンターの上にあるネタケースが特徴的ですね。
ケースの中には肉が並んでおり、僕が行った日はレバー・豚ロース・タン・白肉などが並んでいました。
寒い日でしたのでまずは熱燗を注文し、もやしをつまみながら肉の登場を待つ事に。
あっ、肉登場後に撮ったのがバレバレだ(笑)。
もやしのナムルです。
ごま油と塩が前面に出た味付けで、サッパリして旨いです。
肉は、タンとコウネを頼みました。
ここのタンは厚みがしっかりとあり、程よく焼くとサクッと言う音と共に噛み切れます。
とても味がしっかりしていて旨いです。
コウネはサッと炙るだけ。これも旨いです。
肉刺し(ユッケ)も頼みました。
肉は半解凍状態で、最初の内はまだ冷たいです。
味付けは塩、ごま油、ニンニクで。良くあるような甘い味付けではありません。
僕にはここの味が好きですねぇ。
生センマイも注文。
ここの生センマイは湯通ししてあるのを、さらに炭火で炙っていただきます。
出てきたポン酢は川中醤油のポン酢にそっくり。というかそのものかも。
最後に五目めし(ビビンバ)を注文。
ここでもコチュジャンの量で辛さの調整が出来ます。
例え激辛にしても、そんなに辛くありません。
具はナムルとキムチ。ごま油でご飯と一緒に炒めています。
途中でスープを入れていますが、これは多分、牛のスープではないかと踏んでいます。
このスープは中華そばや豚汁でも味の下支えとして使われていると思いますが、真相は不明です。
外側はパリッと、内側はふわっと仕上がり、非常に旨いビビンバです。
ここのご主人も、もう70歳位のはず。
あと何年ここで焼肉が食べられるかなぁと思うと、少し無理をしてでも足を運んでおこうという気になります。
あと10年は元気でやってくださいね!お願いします!
※ここの中華そば、旨いですよ。牛のスープではないかと思うのですが、いつも酔っ払っていて細かな味に気付けません(苦笑)。
ごちそうさまでした!!!!!
(2010.4)
■お店のデータ
西三代(にしさんだい)
広島市中区堺町2-6-7
0822913296
17~24時
定休日:第2・4月曜
■西三代の訪問記
・西三代2(2011.2)
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