ここって、別の建物がなかったっけ？と思い調べてみると、「リカーショップサワイ」が入ってるビルがあったんでした。
この界隈で勤務していた時期があるので、何度も前を通ったことを覚えています。
さらにさかのぼると、ご店主の祖父母が営んでいた理髪店があった場所とのこと。
開業の地としてここを選んだことにストーリー性を感じさせてくれます。
店はそう大きくなく、客席は３卓のテーブルと４席のカウンターのみ。
男性２名で切り盛りするにはこのくらいがいいのかもしれません。
メニューには、ラーメンが３種類（ノーマル・みそ・四川）とトッピングが8種類を掲載。
ラーメンとのセット物やご飯物・餃子・ドリンクなども用意されています。
注文したのは、ラーメンのCセット。
プラス650円で焼飯の大（単品800円）が付いてくるので、妻とシェアする前提です。
内装は、コンクリート調と木調の組み合わせ。
このような異素材のミックスがここ数年人気で、『近廣』では床タイル・壁と天井のクロスがコンクリート調、調度品は木という組み合わせにしています。
まず登場したのは、焼飯の大。
ちょっと待って！
こんなに多いの？
この量、ヤバくないですか〜
しかし、日頃、娘には「出されたものは全部食べようね」と言い続けている手前、挫けるわけにはいかん（苦笑
お米の表面はドライなんですけどパサつきはなく、いい炒め具合。
塩胡椒が強めで食べさせる力がありますが、この強い味付けはラーメンスープの味の判別に影響を与えそう。
ラーメンは、カフェオレのような色合いのスープに、具材が青ネギ・チャーシュー・もやし。
熱々のスープには雑味などなく、程よいコクと味の切れがいいですね。
説明書きによると、「ゲンコツ（豚の大腿骨）ともみじ（鶏のスネから足先）」を使ったとのこと。
熱々のうちは分かりにくいんですが、冷めてくると甘さが出てくる旨いスープです。
麺は、表面がつるんとした中太の縮れ麺。
細麺が多い広島では、ちょっとした個性派。
いわゆるツルっとプリッとした麺でして、麺の甘さと冷めてから感じるスープの甘さがよく合っているように感じました。
具材では、チャーシューがいいですね。
脂の部分がプルルンとしていて、食感の変化が楽しいタイプ。
麺も具材もスープも良いじゃありませんか。
なかなか旨いラーメンだと思います。
厨房にいらっしゃるご店主は、明るくにこやかな対応。
料理の味と共に、店の印象がグン！とアップしちゃいます。
「麺屋Dou楽」「わら」と並んで、複数回リピートしてみたいお店。
「与壱」が休みの火曜日を狙って立ち寄ってみましょうかね。
ごちそうさまでした！！！
（2024.2）
■お店のデータ
近廣
広島市西区三篠町２－１１－５
０８２８３６７８０３
１１：００～１４：３０
１７：００～２１：３０ 定休日：月曜日
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