青で縁取られた黄色いテント屋根。
町中華っぽくない色遣い。
その店は、出汐の2号線沿いにある『チャイニーズレストラン香(しゃん)』。
僕のような者は、その外観に大きく興味を惹き付けられるわけです。
白と淡い色を基調とした内装。
少し高めのテーブルがずらりと並んだ店内。
結構広いんだなぁ。
店の奥に進むと男性が現れ、日替わりの1~6を勧められました。
油淋鶏担々麺か。
悪くないけど重たそうだなぁ。。。
ふと横に目をやると、ありそうで見かけないメニューを発見。
五目焼飯麻婆天津丼?
ちょっと情報量が多すぎてスッと入って来ないけど、これ食べたい!
サラダやスープは付かないことの説明を受け、了承。
しばらくして出てきたのは、字面通りの料理です。
丸く大きな平皿の半分が麻婆豆腐。
残りの半分はカニカマ入りの卵焼きに包まれた五目焼飯。
天津丼とは言うけれど、中華あんの類は掛かっていません。
卵は味付けされているんでしょう、それ単体で十分に旨く、しかもふわトロ。
五目焼飯はしっとりとしていながらも、米粒がはらりと解ける絶妙な炒め具合。
ハムとチャーシューのW使いが好印象で、これはなかなか旨いなぁ。
麻婆は、口に入れた瞬間、花山椒の香りがふんわりと感じられ、スッキリとした口当たりに辛めの味付け。
中華料理屋さんで、甘くない麻婆豆腐を食べたのは久しぶりです。
単体では以上のような感想ですが、2種あるいは3種一緒に食べても、もちろん旨いんです。
実は、麻婆炒飯の類はあまり好みではなく、見つけても敬遠してました。
麻婆と炒飯のそれぞれの主張が強く、一体感に乏しい印象なので。
それだけに、このバランス感覚には驚き。
これは他の料理も食べてみたくなります。
(中国の)東北料理と銘打たれたメニューも気になる。
本領発揮は夜かも。
ごちそうさまでした!!!
( 2022.6)
■お店のデータ
チャイニーズレストラン香
広島市南区出汐2-1-10
0825696980
11:00~14:00
17:30~21:00
定休日:火曜日
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