※2020年4月 閉店確認
中区中町にある居酒屋の『こつぶ』に、社の新年会で訪れました。
お店の場所は三井ガーデンホテルの真裏で、うどんの「栄家」の隣。
こちらのお店はいつごろできたんでしょう。
全く気付きませんでした。
入口ドアを開けて中に入ると、左側に厨房とカウンター席があって、奥はテーブル席が4~5卓ほど。
店内には木が多用され、なんだか落ち着く雰囲気です。
お店の切り盛りは男女2名で。
厨房は、ご店主と思われる男性が一人で切り盛りしています。
この日は満席でしたので品出しは遅めかなと思いきや、そんなに待つことはありませんでした。
さて早速、料理とお酒のご紹介に移りましょう。
付きだしは、鰆のクリーム煮。
なかなか旨いクリームソースに、ふんわりと仕上げた鰆が良く合います。
刺身の3種盛り。
右から〆さば・シマアジ・カワハギ肝和えの順で並んでいます。
〆さばについては驚きはありませんでしたが、身の締りが良いシマアジと甘くとろんとしたカワハギの肝は、かなり旨かったです。
穴子は刺身と炙りで。
刺身は脂の乗りが良く、こりっとした身質と甘い脂が印象的。
炙りは、表面を軽く炙っただけ。
外側はふんわり食感、内側には生の食感が少し残っていて、これもなかなか。
じゃこサラダは、水菜や玉ねぎなど食感が良い野菜といりこ等のサラダで、ドレッシングはポン酢系。
ここでは平たいいりこが面白くって、ローラーを掛けて平べったくしたんでしょうか。
日本酒のスターターとして選んだのは、華鳩(はなはと)貴醸酒8年熟成。
貴醸酒とは、日本酒で仕込んだ日本酒の事。
通常は水で仕込みますので、それと比べると甘さが増す作り方です。
貴醸酒は笑四季酒造のモンスーンというお酒を好んで飲みますが、華鳩の貴醸酒は実は初めて。
第一印象は紹興酒っぽいんですけど、余韻のトーンが落ちたところに日本酒の雰囲気が。
思ったよりも甘くなく、なるほどなぁという感じで飲ませていただきました。
たこせん・くわい素揚げ・銀杏・揚げたサトイモ。
たこせんは、蛸に鱈などのすり身を混ぜて、ローラーで伸ばしているんでしょう。
パリッとした食感で、スナック菓子ぽい楽しさがあります。
そして、特に気に入ったのは揚げたサトイモ。
サトイモ自身のさらっとしたネットリ感に、ガリッと硬い衣が良いアクセントです。
この料理は食感のコントラストが楽しく、アイデアとしても面白いなと感じました。
町田酒造(群馬県の日本酒)開栓の儀(笑
「噴出し危険」な日本酒と言うことで、お店の方が慎重に慎重に栓を抜いている様子を写してみました。
同行者の中で日本酒を知らないメンバーがいて、「シャンパンのように噴出す危険がある日本酒があるなんて」と驚いていました。
こういった事をきっかけに、飲み始めてくれると、それはそれで嬉しく思います。
こちらは、竹鶴の酸味一体を熱々で。
この酸味、好きなんですよねぇ。
男4人でガツガツ食べていますので、料理はまだまだ出てきますぞ(苦笑
豚とろカツ・赤貝の煮物・燻製盛り合わせ・葉にんにくといりこのかき揚げ。
赤貝を煮物で食べたのは初めてですが、薄い甘辛出汁が染みてなかなか旨かったです。
明太子・カレイの唐揚げ・厚揚げねぎ味噌焼。
この辺りになると料理の詳細を覚えていませんが、カレイの唐揚げが旨かったことだけは記憶しております。
あ、あと、スープカレーを旨い旨いと言いながら食べた気がしますが、写真がない(苦笑
日本酒は、酒商山田からの仕入れで、広島のお酒をメインに置かれています。
記憶の限りで取り扱い銘柄を書きますと、宝剣・美和桜・雨後の月・龍勢・竹鶴・華鳩・賀茂金秀・旭鳳・亀齢・天宝一・富久長というラインナップで、季節柄でしょうか新酒が多く入荷していました。
県外蔵は、町田酒造(群馬)・十四代(山形)・田酒(青森)の3つ。
十四代は本丸の生酒です。
僕は、生は初めて飲みましたが、全く醸造アルコールの添加を感じず、言われなければ本醸造とは気付かないと思います。
旨い料理と旨い日本酒を出してくれる『こつぶ』。
少しお酒のお代が高い(6尺500円)のが、酒飲みの僕には難点。
しかし、素材も料理もなかなか良く、幅広い層に受けそうなお店だなと感じました。
ごちそうさまでした!!!
(2014.1)
■お店のデータ
こつぶ
広島市中区中町4-8
0822470077
17~24時
定休日:日曜日
■こつぶの訪問記
・こつぶ2(2015.2)
・こつぶ3(2018.1)
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