BACARO　DUE（イタリア料理・中区流川町）

先日訪れた「山人」で『BACARO　DUE』のショップカードを発見。「これって、あのBACARO UNOの２号店ってやつじゃないか？」と思い持ち帰らせていただきました。





後日ネットで調べてみるとやはりそうだったみたいで、更に分かった情報としては、地蔵通りにあった「アロマグリル」が移転したのが『BACARO　DUE』と言う事でした。

そいや、「BACARO　UNO」もアロマグリルの方が作られたお店だって聞いた気がします。



BACARO UNOの２号店って事は、同じぐらい安いんだろうか？

それとも、「ここはちょっと違いますぜ」と高めのお値段なんだろうか？

イタリアン焼き鳥を提供されているとのことだが、それって際物じゃないだろうね？



など、初めて行くお店の場合には多少の不安が付きまとうもの。

そんな不安と戦いながら食べ歩くわけですから、これはある種の精神鍛錬にもなっている様な気がしますが、いかがでしょうか（笑）。



さて、お店の場所は「BACARO　UNO」のすぐ南側。居酒屋の「安さん」や「安来寿し」と同じ狭小ストリートにオープンされています。

外観は「BACARO　UNO」とは対照的にクローズドな感じ。



外からは店内が見えません。

中に入るまでは先程の不安が増幅されますが、入ると外から見られないので落ち着いて飲み食いできる空間です。



中に入ると左側にテーブル席が、右側にはキッチンとそれを取り囲むL型のカウンター席があります。

少し暗めの照度とウッディーな店内、それと外が見えない事で空間に落ち着きが生まれています。「BACARO　UNO」よりも好きな空間です。



僕が訪れた時は先客２組、後客１組で、男女のカップル・女性２人・男性２人と様々。



メニューです。
※黒板メニューも３品ありました。



この時点でほっと一安心。価格的には「BACARO　UNO」と同じ位です。遠慮なく注文できるぞ（笑）。



とりあえず４品。

左上から時計回りに、季節野菜のバーニャカウダ、ヒラメ焦がしバター、春野菜とタコのバジリコ和え、サザエときのこガーリックオイル焼きの４品。




高価な素材は使われていないと思いますが、味付けでカバーしていると言う印象。値段を考えると十分でしょう。



イタリアン焼き鳥を数本注文。ちなみに、帝釈峡のしゃも地鶏を使用されているそうです。

左から、なんこつに＆ゆず胡椒、せせり＆黒七味、つくねには卵黄とバルサミコ酢が添えられています。





最初の２本は予想のつく味。

面白かったのはつくねで、まるでソーセージのように腸詰めされています。そして、卵黄とバルサミコの組み合わせが案外悪くなかったです。


左はゴルゴンゾーラチーズが乗ったハツ、右はソラレスという名の腰の肉だそうです。



ハツとゴルゴンゾーラの相性って良いんですね。匂いが少ないゴルゴンゾーラを使ってハツの臭いを消しています。なかなか旨いなぁ。



そしてこの日一番嬉しかったのはこちら。



何と、吉田牧場のカチョカバロ！

このチーズは昨年の５月に倉敷の平翠軒で手に取りながら購入を見送り、それ以降出会うことがなかったチーズ。

家族経営で生産数が少なく予約しても数ヶ月待ちと言われる位に希少なチーズと言われています。まさかここで出会えるとは・・・！

ムチッとした食感で、濃厚なモッツアレラのような味わい。顔がほころぶほどの旨さです。２切れとバゲット薄切り２枚で５００円！こういう出会いもご縁ですね～。



全体通しての感想ですが、料理の金額を考えると味は満足です。しかし１品のボリュームは少な目ですので、それなりに飲み食いすればそれなりの料金が掛かると思います。

なので、モレッティやグラッパ、ワインなどを飲みつつ注文数を絞ってサクッと切り上げると、コストパフォーマンスの高さを堪能できるのではないでしょうか。２軒目に使うのも良いと思いますよ。

ごちそうさまでした！！！

(2011.5)


■お店のデータ
BACARO　DUE（バーカロ　デュエ）
広島市中区流川町２－１６
０８２２４９８１１０
営業時間１７：００～翌？
定休日：日曜日（祝日も？）


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