※閉店
20年前は広島市内にいくつかあった屋台村。
がらんと広い空間に屋台のような大きさの店が複数出店し、和・洋・中と色々なお店が一つ屋根の下で共存していた業態です。
ドリンクは座ったお店で、料理は他の店から出前可能というのがルール。
そんな屋台村は、今では希少種です。
僕が知っている限りだと、横川と薬研堀に残っているくらいでしょうか。
中央通りの「まんぷく村」はラーメン横丁に、舟入の国道2号線沿いにあった「宝船」は保育園に、名前は忘れたけど足しげく通った向洋駅近くの屋台村は一戸建てに変わりました。
広島市内ではないけど、海田駅近くにひとつ営業中のがあるか。
今回訪れた『春』は、そんな一時代を築き上げた屋台村の跡に出店。
オープンしたのは、2021年11月10日。
訪問したのは、その数日後です。
店内はがらんと広く、1~2名用のカウンター席と4~6人用のテーブル席が5~6卓。
この日は3名で切り盛りしていましたが、ホールがやや手薄な印象を受けました。
お昼は「今日ランチ」と称する日替わりと、昼夜共通のメニュー帳から注文が可能。
定食・セット物は、今日ランチとラーメンセットのみ。
それ以外を食べる際は単品になるようです。
ラーメンセットは、醤油ラーメンと五目チャーハン・天津飯・中華丼・麻婆丼の組み合わせで880円。
これは魅力的だけど、フルサイズ同士の組み合わせだったらヤバいので、麻婆丼を単品にて注文しました。
割と大きめの器で登場した麻婆丼。
豆腐を崩したタイプで、花山椒が多め。
唐辛子の破片や青ネギ、トウチが見え隠れしていて、これはなかなか良さそうではありませんか。
レンゲで麻婆をすくい口に近づけると、花山椒の香りに内心ニンマリ。
少し塩気が立っていて、程よい辛さ。
花山椒によるしびれは強めなので、慣れていない人はちょっと驚くかもしれません。
この手のお店で気を付けたいのは、白ごはんのクオリティ。
時折残念なレベルのごはんが出てきますが、その点も問題なし。
一般的な町中華よりも旨いし、結構好きだなぁ。
添えられた卵スープはあっさりテイスト。
麻婆丼との組み合わせ、良いと思います。
次回は中華丼、その次はチャーハンを食べてみたい。
ラーメンとのセットにするか悩むなぁ。
その内ランチにも手を出してみよう。
ごちそうさまでした!!!
(2021.11)
※気になるメニュー
■お店のデータ
春
広島市西区上天満町8-4
0825764223
11:00~14:00
17:00~23:00
定休日:不明
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