かつて営業していた「あ味」のことを。
旨いラーメンだった。
そして、一番好きだった。
何やら事情があって福岡に移住され、お好み焼き屋さんをされていると聞いた。
少し経って福岡のお店を訪れてみたが、店主骨折で休業中という間の悪さ。
そしてその後、閉店の報を聞いた。
今はどうされているんだろうか。
久しぶりに訪れた『麺屋一』の前で、ふと考えてしまった。
今回の狙いは、塩とんこつの赤カラ。
まだ食べたことがなかったので。
ついでに、豚めしをセットにして。
キレイな白濁スープに、分厚いチャーシュー、青ネギ・もやし。
もやしには唐辛子が掛かっていて、香りが立つ仕様だ。
具材が配置されていない部分には、ラー油と思われる赤い液体が確認できる。
辛さの影響を受けていない部分をひとくち。
ややねっとりとした口当たり。
旨味はしっかりと出ていて、しかし臭みとは無縁。
後に残る塩気が塩とんこつなんだなと感じさせてくれる。
麺はザクっとした細麺で、食感がいい。
厚みのあるチャーシューも柔らかくて旨い。
そうこうしていると、赤いラー油が徐々にスープと混ざり、ほんのりと赤いスープになっていくではないか。
丼の底には細やかな骨粉を確認。
うん、いいラーメンだ。
一方の豚めし。
チャーシューにマヨネーズという組み合わせは、「与壱」と同じ。
やはりマヨネーズなしのほうがいいかな。
いい昼ごはんだった。
行けるうちに、何度か食べておこう。
ごちそうさまでした！！！
（2020.4）
■麵屋一の訪問記
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