昨年訪問した、テイクアウト店「トレッティ」。
こちらの惣菜がとても美味しかったので、同じ経営と聞いたフランス料理の「タイラ」に行ってきました。
お店の場所は、十日市の中でも北のほう。
城南通りに近く、「カープ鳥きのした」のはす向かいにある一軒家がお店です。
中に入ると、入口側にはテーブル席2卓があり、奥には厨房とカウンター席が。
僕たちは入口側を使ったのでよく見えませんでしたが、ひょっとしたら奥にもテーブル席があるのかもしれません。
この日はあらかじめ8,500円のコース料理を注文しておきました。
さてさて、どんな感じで出てくるんでしょうか。
まず出てきたのは、つき出し的なもの。
オリーブ・豚のリエット・生ハムの3品です。
ナッツのような香りのする生ハムは、十分に旨いものの、想定内。
ちょっと塩っぱいオリーブは、その物の味がとても濃く、これは驚きの一粒でした。
リエットは、臭みが皆無で品良く旨かったです。
次のお皿。
ゆり根のババロア、キャビア乗せ。
サラッとしたムース状のものと、蒸したゆり根そのものを混ぜて、上にキャビアとハーブが乗っています。
ここでババロア?
デザート?
と驚きながらいただいてみると、ムース状の部分はシルキーでミルキーな味わい。
そのものの部分はホッコリとしたゆり根らしさが。
キャビアはねっとりしていて、適度な塩気と凝縮した旨味。
ゆり根の優しい旨味に合います。
これは立派な前菜ですね。
パンとオリーブオイル。
このオリーブオイル、ビックリです。
最初に食べた、味の濃いオリーブが液体になったような濃醇さで、料理には使いにくいけどパンに付けるには最高のオイルですね。
凄い。
パンが霞んでしまいましたが、ローストした香ばしさがあり、むっちりと旨いパンでした。
今宵のお供は、白ワイン。
ボディがあって酸が強め。
それらを樽の香りでまとめている感じのワインで、なかなか旨かったです。
パテ、フォアグラのサラダ仕立て。
四角いハンバーグみたいなのが、パテでして、レバー以外にも粗挽きの肉も入っていて食べ応えあります。
フォアグラは、脂が旨いですね。
コクは軽いし品良く旨いんですけど、脂が深みを加えている感じです。
大野町の牡蠣と穴熊のラルド。
程よい大きさでやや平たい牡蠣は、薄い衣で軽やかな旨味。
火入れはミディアムな感じでした。
穴熊のラルドは、穴熊の背脂の燻製とのこと。
食べると、薫香が感じられ、ベーコンのようなニュアンスもあり。
そしてラルドも脂が旨かった!
パスタは、渡り蟹のトマトソース。
蟹の甘さが際立つ一皿。
穏やかだけど、旨いパスタでした。
メインは子牛のロースト。
柔らかな肉質で、旨味は軽やか。
よく噛み締めていくと、奥に牛臭さが潜んでいます。
デザートのタルトタタン。
見た目おでんの大根のようですね(笑
タルトタタンの上にはバニラアイスと生クリームが。
二時間ほどかけて、「タイラ」のコースを楽しみました。
特筆すべきは、食後感の軽さ。
そして、インパクトは少ない料理群ですけど、どれも確かに旨く、また食べたいなと思わせてくれます。
次回も何かの記念日で訪れてみようかな。
ごちそうさまでした!!!!
(2016.2)
■お店のデータ
タイラ
広島市中区十日市町2-2-8
0822931125
18:00~23:00
※昼は2日前までの予約制で4名より。12:00~15:00
定休日:月曜日
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コメント
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おおみんさんがフレンチに目覚めそうな予感(笑)
ここ、接客や雰囲気も良いですよね。
カウンターもマスターと会話できて楽しいですよ。
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どもです!
塩が効いてるのがイタリアンで、効いてないのがフレンチ位の認識の僕ですが(笑
ここ何年かでフレンチ食べてみようと思っています。
次行くとしたら、ソンスクレかなと〜