日本酒

山口県西部の蔵巡りをしてきた(中編)

日本酒
前編の4蔵に続き、中編でも訪問した4蔵をご紹介します。

 
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三浦酒造(銀嶺)
山口県萩市佐々並2607
0838560005
酒造組合非加盟

 
 
三浦酒造がある佐々並地区には、萩と防府を結ぶ御成道:萩往還が通っており、かつては宿場町として栄えていたとの事。

現在では重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、建物の外観を変えずに維持(保全)する事が義務付けられています。

 
 
 
三浦酒造があるのは、佐々並市頭一里塚の近く。

 
 
 
事務所の設えは酒蔵の事務所っぽく、棚にはきれいに酒瓶が陳列されています。

対応下さったのは若奥様でしょうか。

お聞きすると、10年ほど前に杜氏が亡くなり、造りはされていないとの事。

とても好感が持てるチャキチャキ対応な方で、現状を維持するだけではもったいない方だ感じました。

 
 
 
お酒のラインナップは、上撰・本醸造・純米吟醸・純米大吟醸生酒とあり、ここで購入したのは4合瓶の吟醸純米(1,320円)です。

開栓から10日経った頃が飲み頃で、まずまず旨いお酒でした。

 
 
 
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瀧口酒造(長陽旭鶴)
山口県萩市大字明木3240
0838550030
酒造組合非加盟

 
 
明木(あきらぎ)地区も集落内を萩往還が貫いていて、赤褐色の瓦屋根に町屋造りの建物が多いのが目を引くポイント。

かつては小さな宿場町だったそうです。

そんな地区に唯一ある酒蔵が瀧口酒造。

通りからは煙突を確認することもできます。

 
 
 
事務所内には樽や陶器がディスプレイされていて、お酒や前掛けを販売。

本醸造は秋楽という銘柄ですが、その他の銘柄は長陽旭鶴と名付けられています。

 
 
 
購入したのは純米吟醸の4合瓶。造りは萩の蔵に委託しているとの事。

値段失念も1,000円台でしたが、西都の雫精米歩合35%との記載に驚いてしまいました。

 
 
 
飲んでみると、吟醸香立ち、辛口ながらメロン系のフレーバーのあるお酒でした。

僕たちが訪れた2日後から「技・明木展」というイベントが始まるそうで、萩往還沿いの家屋の軒下等に露店が並び、地元の特産品や伝統工芸品等の展示販売を行うとの事。

たいそう賑わうイベントらしく、瀧口酒造の軒下にも露店が並ぶんだと嬉しそうに話す女性の姿が印象的でした。

 
 
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阿武の鶴(あぶのつる)酒造
山口県阿武郡阿武町大字奈古2796
0838822003
酒造組合加盟

 
 
前回訪問(2013年8月)で購入を見送ったため、少しルートから外れるんですが、再訪してきました。

山間部を抜けて日本海出て、東に向かう事20分ほどで蔵が経営するリカーショップミヨシに到着です。

前回蔵にうかがった際、「お酒は蔵では売っていないのでこの酒販店に行ってくれ」と聞いていましたので、今回は直行してみました。

 
 
 
店内の一番奥に陳列してあるのが、阿武の鶴。

改めて4合瓶はないかと尋ねましたが、やはり「無い」との回答でしたので、上撰の1升瓶を購入させていただきました。

※記事公開時では未開栓。

 
 
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一○(いちまる)酒造(一○正宗)
山口県萩市大字今古萩町54
0838220014
酒造組合非加盟

 
 
萩市内中心部にある酒蔵で、今回訪問した中では最も酒蔵らしい酒蔵でした。

 
 
 
事務所内はあちこちに酒瓶などが陳列されていて、利き酒もできるようになっているんだそうです。

いかにも女将さん的な方に対応していただきましたが、昔からの造り酒屋の奥様といった雰囲気が印象に残っております。

 
 
 
大吟醸や純米吟醸などの高額商品をすっと勧めてくる辺り、さすが商売っ気があるなと感じましたが、せっかくなので純米吟醸の4合瓶(2,200円)を購入させていただきました。

※記事公開時では未開栓。

(続く)

 
 
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