■今月のお酒
開春 新酒 純米無濾過生原酒
玉櫻 純米 近畿33号
玉櫻 普通酒 ワンカップ
玉川 山廃純米無濾過生原酒
加茂福 純米吟醸無濾過生原酒
誉池月 燗専辛口純米酒
死神
今月は、島根遠征で入手したお酒を中心に6本+ワンカップを飲みました。
最近にしては本数が多いですけど、家にお酒があると、ついつい飲んじゃうんですよ。
分かるでしょ?(笑
(評価は、なし~★★★★★。個人の好みで評点をつけています)
開春 新酒 無濾過生原酒 ★★★
醸造元:若林酒造(島根県)
手始めに開栓したのは、大田市温泉津にある若林酒造の開春。
近所にある石川酒店が扱っているので、馴染みがある銘柄です。
結構な種類がある中で購入したのは、新酒の無濾過生原酒。
これは置いてなかったような気がしたんですよねぇ。
冷蔵庫から出したてを開栓すると、フレッシュ感のある香りが感じられます。
含むと案外スレンダーですが、それなりにジューシーさも。
口当たりはドライですね~
少し温度が上がると、砂糖のような甘さに刺さるような辛さが出てきました。
ドライなベースは変わらないまま、ジューシーさが増したような感じです。
まずまず旨いお酒だったと思います。
玉櫻 純米 近畿33号 ★★★
玉櫻 普通酒 ワンカップ ★★★
醸造元:玉櫻酒造(島根県)
広島にはないお酒くださ~い
と言うことでオススメいただいたのが、酒米に近畿33号を使った純米酒。
この米は、コシヒカリが出回る前(昭和初期頃)に飯米として栽培されていたそうです。
本酒に用いた米は、次の写真にもある「注連川の糧(しめがわのかて)」という農業組合法人が栽培したとのこと。
さてさてどんな感じなんでしょうか。
常温保管から開栓してみました。
生もとのような香り。
含むとするりとした口当たりで、辛さと酸味が感じられます。
コクは少なく物足りない印象ですが、悪くはありません。
開栓1週間後には少しまったり感が出てきて、飲みやすくなりました。
ちなみにワンカップはアル添の普通酒。
枯れた香りのする辛口酒ですが、後から甘さがやって来ます。
やばい、こっちのほうが好きかも(笑
玉川 山廃純米無濾過生原酒 ★★★
醸造元:木下酒造(京都府)
蔦屋家電の酒商山田で購入した玉川。
この酒は月単位でゆっくり飲むのがいいんでしょうが、わりと早く空けてしまいまして(苦笑
飲み始めは、あえて冷蔵庫から出したてで。
まろやかな口当たり。
低音のコク、苦味と辛味。
冷たいと閉じている感じが伝わってきます。
初夏の室温に近づいてくると、山廃らしい酸味が徐々に出てきました。
そして、少しずつ開いてはきましたが、ちょっとツンツンしてるかなぁ。
それから3週間、常温放置。
ツンツンしたところはありますが、米感が出てきてまずまずな印象でした。
加茂福 純米吟醸無濾過生原酒 ★★★
醸造元:加茂福酒造(島根県)
「死神」という銘柄が知られている加茂福酒造。
蔵に訪れるまで「加茂福」と言う銘柄の事は知りませんでした。
ここでも広島にはないお酒を希望し、お勧めいただいたのが本酒。
スペック的には冷やしてこそかなと思い、冷蔵庫から出したてを開栓です。
香り高く華やか。
ビューティー系で、温度が上がるとくどいやつかなと想定。
含むと、わずかな渋みを伴った酸がしっかりと効いていて、コクも旨味もあるけど、重たさはありません。
皮の黒いぶどう、例えば巨峰のような味わいといえばいいでしょうか。
そして、香りも案外邪魔ではないなぁ。
僅かながらも、炭酸ガスの名残もあり。
常温に近づくとべたつくかなと思ったんですが、飲み始めの印象と大きく変わらず。
最後まで美味しくいただく事が出来ました。
誉池月 燗専辛口純米酒 ★★★
醸造元:池月酒造(島根県)
地元流通銘柄の「はすみ」ではなく、あえて熱燗専用のお酒を購入。
もちろん温める前提での購入ですが、常温でもいいかなと思いまして。
実際に開栓したのは、常温保管から。
酸を感じる香り。少しの埃っぽさ。
これは酸がキンと効いた、お燗向けのお酒なのかな?
そう当たりをつけて含むと、酸がキュンと効いていて、ちょっと意外なスタート。
するすると入ってきて、滑らかな口当たりです。
辛口とは書いてあるものの、辛いのは最後のひと時くらい。
しばらくすると甘さが出てきたり、ドライになってみたり。
常温だと飲みやすいし口に合うしで、結局温めることなく飲み干してしまいましたとさ。
何やってんだか(苦笑
死神 ★★★
醸造元:加茂福酒造(島根県)
初めて飲んだのは、横川の「おちょこ」だったでしょうか。
随分前の事なので、味の記憶は残っていませんが(苦笑
実質、初めて気分での「死神」。
常温保管から開栓してみました。
酸のありそうな香り。
含むと、きゅんと効いた酸味に驚きます。
口当たりはつるんとしていて、ほんのりと甘さもあり。辛さも少しあり。
酸味は、先日飲んだ加茂福の純吟のとよく似ていて、旨甘酸っぱいお酒です。
色は黄色っぽいですけど、熟成感はあまり感じられず。
そして、15度にしては度数が高く感じられます。
決して色物や際物ではなく、ちょいと癖はあるけど美味しくいただけるお酒だなと思いました。
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