今月は少なかったはずと思いきや、6本か。
結構飲んでるんだなぁ。
今月は大外れが無く、まあまあの充実度。
月初に飲んだ菊文明、月末に飲んだ大七。
この2本が11月のお気に入りかな。
最近、酒商山田に行っていないので、12月は行ってみよ。
(最高評価は★5つで、評価基準は個人の主観です)
菊文明 純米 ★★★ 広島県庄原市東城町 北村醸造場
720ml 1,350円 田辺酒店@西区南観音
このお酒、我ながら渋いチョイスだと思う。
県北のお酒って醸造量が少ないので広島市内には余り出回っていないと思ったが、偶然入った酒屋で発見した。
冷えたままだと、ぽてっとした甘さと後味に僅かな渋みを感じる。
日本酒度-2と言うほどの甘さではない。
酒屋の店主の勧めに従い45度程度のぬる燗にすると香りが増し、冷たいままよりも好感が持てる。
特別に旨いお酒ではないが、飽きが来にくいので普段飲みには良いと思う。
國権 純米吟醸 ★★★★ 福島県 國権酒造
720ml 1,500円位 石川酒店@西区古江西町
石川酒店が最近取扱を始めたお酒。
味が乗っていて僕の好みに合うはずとのお勧めに従い購入。
リンゴの蜜のような味がグッと乗っていて、僕の好きなタイプ。
仕舞いの酸はあまり効いていないので、飲み続けるとややくどい。
口に含んでしばらく置くと、渋み・苦味が感じられてなかなか楽しい。
開栓3日目には、吟醸香が控えめになり、それはそれで悪くない。
つまみと一緒に飲むお酒というよりは、お酒の味をつまみにして飲むお酒。
福島県は会津娘や飛露喜、大七などの良いお酒があるが、この國権もなかなかのもの。
天吹 生もと純米大吟醸 ★★ 佐賀県 天吹酒造
720ml 2,000円 リカー&フーズ タナカ@廿日市
この酒屋は「花酵母」のお酒を扱っていると教えてもらい、一度飲んでみようと思い訪問。
買ったのは「シャクナゲ酵母」を使用したお酒。
開栓初日は甘~い香りのする、甘いお酒。
生もと由来の酸味も感じられ、個人的にはこの手の酸味はいらないのではと感じた。
開栓から数日経つと香りが和らぎ、その代わりに酸味が表舞台に登場。
冷だと飲みにくい。
試しに45度まで温めて飲んだ。
香りや味が広がり、冷やして飲むよりは印象がよい。
ただし後口がサラッとしすぎていてちょっと物足らないかな。
酒飲みって我が儘だなぁ(苦笑
上喜元 大吟醸 平成18年度金賞受賞酒 ★★ 山形県酒田市 酒田酒造
1,800ml 10,000円 石川酒店@西区古江西町
先日開催した「第2回日本酒オフ会」で残ったお酒。
会の最後に挙手が早い人に希望のお酒を持って帰っていただくようにしたのだが、あろう事か、最高値のお酒をわが家が持って帰ってしまった(苦笑
すみません。
飲む前は、精米歩合35%らしく綺麗な味の切れのあるお酒をイメージしていた。
が、思った以上に味が乗り、醸造アルコールの存在感も強かった。
4年ほど冷蔵庫で保管されておりその間に熟成が進んだからと考えるのが自然なのかな。
東一 純米吟醸 山田錦 ★★★ 佐賀県嬉野市 五町田酒造
720ml 1,754円 大和屋酒舗@中区胡町
大和屋には新酒を買いに行ったのだが、無かったので「東一」を購入。
このお酒は以前どこかで飲んだことがあり、旨かった記憶があったのだ。
山田錦らしくしっかりと味の乗ったお酒。
甘い飲み口。
舌に僅かに感じるプチプチ感が特徴的。
先に飲んだ「國権」同様、仕舞いの酸の切れが弱いので飲み飽きするかもしれないが、結構気に入った。
温めて飲んでも印象は大きく変わらず。
大七 純米生もと ★★★★ 福島県二本松市 大七酒造
720ml 1,290円 フレスタ@西区天満町
酒好きの方には説明不要のお酒だ。
「熱燗」といえば「大七」。
「大七」といえば「熱燗」。
王道中の王道。
今シーズン初の大七は、豚しゃぶをしている鍋の中で温めながら飲むという横着をしてみた。
ま、自宅で飲むお酒なので、徳利に豚の脂が付こうが少々の事は気にしない(笑)。
相変わらず旨いお酒だった。
満足&安心の1本。
ちなみに温めるときは50度までかと。
【番外編】
愛宕の桜 純米吟醸 ★★ 宮城県大崎市 新澤醸造店
180ml アルミ缶 368円 はせがわ酒店@表参道ヒルズ
東京出張の折、新幹線の中で飲む美味しい日本酒を求めて訪問。
世に名を聞くはせがわ酒店でしたが、酒の品揃えは大和屋酒舗と大して変わらず。「表参道ヒルズ店」という特殊要素があるので、もっと面白い品揃えかと思っていたんだけど。
さて、お酒の話を。ファーストタッチは燗にすると膨らみそうなお米の良い香りと味がするが、一瞬で端麗な味わいになり、中盤以降は苦味を強く感じる。
ファーストタッチがとても感じ良く一瞬期待してしまうので、その落胆振りも大きかった。
でも冷静に飲めばそんなに悪くない味。
日本酒度+2とはとても思えないあっさりとした味わいだった。
願わくば温めてみたかったなぁ。
なお、この記事を書くのに下調べをしたところ、新澤醸造店は「伯楽星」を醸している蔵と判明。
いやぁ、知らん事多いなぁ。
追記
良く見たら、今月は佐賀県のお酒が二本も!珍しいなぁ。「鍋島」とか売ってたらもっと嬉しいんだけど。
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