あの酒の会から4年。
今思えば、なかなか骨太なメンバーが参加されており、「オフ会」という言葉の特別感も手伝ってか、盛況に終わったことを懐かしく思います。
その舞台となった広島純米酒センター『酒の巣』は、濃いメンバーが集まった会でもその魅力を遺憾なく発揮。
そんな『酒の巣』に随分とご無沙汰しておりましたので、機会を作って訪問して参りました。
過去記事を読み返してみると、前回の訪問は2012年2月。
実に2年以上のご無沙汰でしたが、どうやら顔は覚えててくれたようです(苦笑
こちらの特徴の一つは、お酒の注文方法。
メニューが存在しませんので、自分で冷蔵庫のお酒を見て、「これ下さい」と注文してください。
日本酒初心者の方には少しハードルが高く感じられるでしょうが、好みを伝えれば、良い具合にしてくれますのでご安心を(笑
さてこの日のラインナップは、田酒・十四代・雪の芽舎・玉川などの人気銘柄と、比婆美人・関西一という広島のマイナー銘柄が揃っています。
酒好きの方には堪らんでしょうなぁ(笑
いつものつき出しや穴子の白焼きをアテにして、4種類のお酒を楽しませてもらいました。
まずは安芸高田市にあった有木酒造場の酒有喜(さけありき)。
喜美福という銘柄で知られている酒蔵ですが、2012年に廃業。
現存する酒しかありませんので、これは飲んでおこうと思い、注文してみました。
飲んでみると、吟醸香が立つ酒で、しかと旨味も乗っていました。
これで最後かもと思うと、しみじみしちゃいますね。
2杯目は、大手酒造メーカー白鶴酒造の白鶴錦(はくつるにしき)を。
白鶴の純米大吟醸なんて飲む機会がないので注文してみました。
裏ラベルを読んでみると、酒米が白鶴オリジナルとの事。
「山田穂と渡舟を掛けて」と書いてありますが、それって山田錦と同じじゃないですか!
最高の酒米といわれている山田錦を超える米は兄弟米の中にあるかもと考えて、作った米なんだそうです。
白鶴は、入手が容易なお酒はイマイチなものが多いですが、しっかりと作り込んだ酒は流石に旨いです。
3杯目は庄原のお酒で、花酔(はなよい)純米大吟醸。
開栓まで数十分を要する「どぶ」という濁り酒はよく見かけますが、純米大吟醸は珍しいです。
ラストは、間違いなく旨い酒を。
福島県は大七酒造の箕輪門です。
生もと造りの純米大吟醸ですが、生もとっぽさはあまり感じず、大七の旨味が堪能できる仕上がり。
飲んでいてうっとりしてしまいます(笑
相変わらず素晴らしいお店である事を再確認できた夜でした。
ごちそうさまでした!!!!
(2014.4)
■酒の巣の訪問記
・酒の巣(2010.5)
・酒の巣2(2010.8)
・酒の巣3(2011.8)
・酒の巣4(2011.11)
・酒の巣5(2012.2)
・酒の巣7(2015.1)
・酒の巣8(2016.11)
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コメント
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酒の巣さんはあまりいけてませんが良いお店だし、おもしろいですよね。
白鶴錦は十四代がコラボでお酒を造られて驚いた記憶があります。
米の研究やブランド化というのの一環ですね
喜美福は小瓶ですが3種類囲ってるので機会があれば一緒に飲みましょう。
試し飲みした1本はやはり旨かったです
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いつもありがとうございます。
また、こっそり飲みましょう!
あ、ちなみに、今夜は社の飲み会で恵莉華に行ったんですが、最近来てない!と言われてましたよ(笑)。