鷹野橋商店街入口(ルーエぶらじる側)を出て少し先に視線をやると、一般的には広島会計学院の大きな建物が視線に入ってくると思いますが、僕のような食べ好き人間の目には今回訪れた『勝ちゃん』しか目に飛び込んできません(苦笑)。
赤く、そして歩道をスッポリと覆い隠す庇。
目立つなぁ(笑)。
ここは以前見かけたときから気になっていたお店で、良いお店というよりも面白そうなお店のオーラを感じたと言えば良いんでしょうか(苦笑)。
そんな思いを募らせていたある日の事。
あるラヲタ(!)が訪問し、提供されているのがスープが真っ黒なラーメンだとツイッターで知ったものですから、俄然興味を持っておりました。
そしてそれから2週間ほどたったこの日、念願かなって初訪問となった訳です。
お店の広さは一般的な個人経営のラーメン店と同等で、カウンター席が6席ほどと4人掛けの机が3卓。
入店は12時15分頃でしたが、8割方の席は埋まっていました。
お店の切り盛りは女性一人。
だからといって品出しが遅いわけではなく、むしろ早い部類ではないでしょうか。
僕の座ったカウンター席からは厨房内、特に手元が見えませんでしたが、ご店主なりに考え抜いたオペレーションをやり抜いているんだろうと思います。
メニューです。
天井近くに定番の短冊メニューが掲示されており、中華そば、カレーラーメン、豚骨ラーメンなどの単品とラーメンライスやラーメン定食などのセットがあることが分かります。
そしてデジタルツールで作成したと思われるラミネートされたメニューには、魚介系黒ラーメン・激辛赤ラーメン・海老味噌ラーメンの3種が。
もちろん激しく惹かれました。。。
これが旅先なら店内連食も辞さないところです。。。
しかしこの時は日常生活のひとコマで、しかも仕事中。
グッとこらえて注文したのは、半チャンラーメン750円でした。
油を敷いて熱く熱した中華なべに、予め刻んである玉ねぎや人参を投入。
少し炒めたら玉子・ご飯の順で入れ中華お玉の底でならすように炒めていきます。
仕上げは塩コショウで。
そして、注文から2分ほどで半チャーハンの登場です。
やや胡椒が強い印象のチャーハンで、旨いとは思いますが、ちと辛いかな(苦笑)。
ラーメンの提供も素早く、麺の茹で時間はおそらく1分未満ではないでしょうか。
スープからはマー油っぽい香りがするんですが、もちろんマー油が入っているわけではありません。
あえて言うと、明星一平ちゃんのガーリック系ラーメンの香りに似ています、って余計に分かりにくいか(苦笑)。
そして後口には豚骨のクリーミーさが残り、胡椒かなと思われる辛さも。
元ダレは軽く利かせているに留めており、「これって豚骨醤油じゃなくて豚骨ラーメンでは?」と思ったほど。
具材は、青ねぎ、もやし、チャーシュー、ゆで卵半分で、まあまあの旨さ。
このお店の見所はご店主の動きかなと。
ラーメン丼は予めスープを入れる直前までの手順をこなしたものが(多分)準備されており、提供時間の短縮を図っていると思われます。
そして麺の茹で時間の短さ。
チャーハンは作り置きを保温器に入れておくような無粋なことはせず都度作られていますが、その手際がとても良い。
提供時間も値段の内と思っている僕にとっては、このような工夫とそれに伴う素早い所作はとても嬉しく感じました。
海老味噌や魚介系黒などの変り種も気になりますので、機会を作って再訪したいと思います。
ごちそうさまでした!!
(2012.8)
■お店のデータ
勝ちゃん
広島市中区国泰寺町2-4-9
0822462625
11:00~22:30
定休日:第2・4日曜日
■勝ちゃんの訪問記
・勝ちゃん2(2012.12)
・勝ちゃん3(2014.3)
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