国道375号線を車で豊栄方面に向かっていると、前触れもなく現れる和風建築の建物。
え?
ここ?
と疑心暗鬼ながら近づいてみると、玄関近くに「中華料理一休」という白いタペストリーを発見。
支払いは現金のみということを確認して中に入ることに。
窓が多く、明るい店内。
重厚感のある石のテーブルを中央に配し、周囲はテーブル席、奥には座敷という構成です。
お店の切り盛りは、ご店主夫妻と思われる男女が2名で。
メニュー数はやや絞り気味で、麺類・ご飯物・一品物・ドリンクをA4両面で一枚にまとめてあります。
娘用には炒飯を注文するとして、僕は味噌ラーメン、妻はラーメンとゆで餃子。
「キャンプ楽しかったね~」と昨日の振り返りをしていると、厨房からゴーッ!カンカンカン!という音が聞こえてきました。
これは強火力で鍋を振っている音では?
期待感が高まります。
最初に出てきたのは味噌ラーメン。
まず目を惹くのはチャーシューでしょう。
やや赤い部分を残した大判サイズ。
丼から立ち上がる香りは味噌一辺倒ではなく、素材は不明ですが、奥深い雰囲気が感じられます。
味噌は終始ほんのりと感じられ、淡いんだけど滋味深い旨さに心が動きます。
麺は黄色い中細麺で特筆するポイントはなし。
丼にぎっしりと盛り込まれているように感じるのは、麺量が多いのではなく丼の形に起因するんでしょう。
※切り立ち型。
チャーシューはあっさりテイストですが、案の定の旨さ。
食べ終わる頃に、口の中が味噌味噌してきて、スープ完飲と共に味噌感がピークに達しました。
妻のラーメンは透き通った醤油スープ。
生姜が効いていて、あっさりの中にもコク深さがあります。
炒飯は、しっとり感を残しながらも米がハラリと解けるタイプ。
全体に回った油の具合が良いんですね。
香りがよく、穏やかながらも旨い炒飯でした。
この日最大のサプライズは、ゆで餃子。
ひとつひとつが大ぶりで、茹でるタイプにしてはやや薄手の皮。
弾力が強いあんは、ほころぶほどの旨さ。
肉だけではこの弾力は出ないんじゃないかな。
自家製と思われるタレも旨いんです。
カツオっぽい出汁の風味が強く、くっきりとした酸味とのバランスが良いんですね。
これは自家製ポン酢という理解でいいのかな。
誠に失礼ながら、このクラスの料理に出会えるとは思ってもいませんでした。
個人的には「杏芽」と同等のインパクトあり。
広島旧市内にあったら頻繁に立ち寄ると思います。
ごちそうさまでした!!!!
(2024.8)
■お店のデータ
一休
広島県三次市有原町174-8
0824523719
11:00~14:00
17:00~20:00
定休日:水曜日
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