二つ折りのお好み焼きは、一般的には呉焼きと呼ばれていて、焼きそば(うどん)を作って生地に乗せ、二つ折りにして提供するお好み焼きのことを指します。
子供のころに実家近くで食べた記憶があって、最近だと呉の「ん」で食べたんですが、改めて食べておこうと思いまして。
二つ折りのお好み焼きは倉橋島に多く見られます。
となると、ターゲットは音戸町と倉橋町。
店はどこにするか。
そのお店は営業(現存)しているのか。
駐車場はあるのか。
いくつかの検討事項をクリアしたのが、『川本(川本精肉店ともいう)』だったんです。
お店の所在地は、音戸町高須。
駐車場の有無は不明でしたので、音戸大橋下の有料駐車場に車を停めて、細道をてくてくと歩いていくことに。
道中、某芸能人の実家や酒蔵、廃業した銭湯などを見つけてはワクワク。
知らない道を歩くの、好きなんですよね(笑
※道中の写真は最後にまとめて。
そして、20分ほど歩いてお店に到着しました。
暖簾をくぐり、「こんちは~」と中へ。
お好み焼きを焼く小さめな鉄板がひとつ、壁に向かって設置された机がひとつ。
鉄板前の席は4、机の席は横並びで2。
店の切り盛りは、おばあちゃんがおひとりで。
少し離れた壁にメニュー発見。
麺なしは「お好み焼き」、麺ありは「お好みそば・うどん」と呼び、具材の種類によって金額が変わります。
例えば、お好みそばの豚肉・卵だと500円です。
その他には、「焼きそば・うどん」「関西風」「ねぎ焼き」の提供もあり。
トッピングは追加注文と呼ばれていて、チーズ・麺ダブル・野菜ダブル・ホルモンのみのようです。
注文したのは、お好みそばの豚肉・卵(500円)、追加注文としてホルモン(200円)を。
注文が入ったら、豚バラを軽く炒めて、キャベツ・もやしを乗せます。
さらに、魚粉・たっぷりの胡椒・天かすを乗せ、ホルモンとともに炒めていきます。
ある程度火が通ったら、ほぐしていないそばが乗るんですね。
ソースで下味をつけたら、素早いコテさばきでそばを広げてしっかりと炒めていきます。
と、この辺りで生地を丸く敷き、その上から魚粉をたっぷりかけてから焼きそばを乗せます。
青ネギとつなぎ(焼く前の液体状の生地)をかけて、上下を反転。
卵を貼り付け、火が通ったらもう一度反転。
軽くソースを塗って、半月状に二つ折り。
さらに、ソースと青のりをかけると出来上がり。
アツアツの焼きそば、もちもちの生地。
特段の工夫は見受けられませんが、妙に旨いんですよね。
そうか、生地が旨いんですね。
広島風と比べると生地の旨さがダイレクトに分かるんです。
なるほど〜
そして、ホルモン。
ぷりぷりで甘くて、驚くほど旨いんです。
これ、国産牛の生ホルモンでしょう。
こんなに旨いホルモンが6つくらい入って200円増しでいいんだろうか。
旨い旨いと一気に完食。
二つ折りのお好み焼きは、B級グルメに参戦するためにこしらえた料理ではなく、地域に根ざした食文化。
その一端を経験できて良かったけど、ひょっとして、うどんにしたほうがよかったのかな?
※呉と言えば、細うどん!
倉橋町にも行きたいお店があるので、牡蠣を買いに行くついでに立ち寄ってみようかな。
その時は、うどんを食べることにしよう。
ごちそうさまでした!!!
(2023.10)
※音戸の瀬戸公園から。
※音戸大橋下。
※某芸能人の実家。
※桜湯(銭湯)の跡。
※路地好き。
※この路地もいい。
※昭和の頃の広島あるある。
■お店のデータ
川本
呉市音戸町高須2-3-31
0823513510
10:00~14:00
定休日:日曜日
※11時までの入店推奨。
◾️飲食店一覧も人気です
カテゴリー別飲食店記事リスト/オススメ店は赤い太字にしました
2000を超える飲食店をカテゴリーで分け、目次をワンタップでお店が見つかる便利なリストです。
所在地別飲食店リスト/オススメ店は赤い太字にしました
2000を超える掲載店をリスト化し、行きたいエリアのオススメ店が一目で分かるリストを作りました。
コメント