南区京橋町にある串焼きがメインのお店で、昼は「つけそば」のみを提供されています。
的場町にある取引先に打ち合わせ等に行く時にこのお店が入っているビルの前を通ることが多いものですから、1年半程からお店の存在は知っていました。
そして看板に書かれている「つけそば」って何だろう、と頭の片隅で思っていました。
今回の入店のきっかけは、「お昼どこで食べようかなぁ」と京橋町を自転車でうろうろしている時に、偶然お店の看板が目に入ってきた事。
そういえば「つけそば」って何だろうって思ってたなぁ、と思い出したのです。
お店はビルの2階にあって、1階にはメニューが掲示されています。
※今まで気が付かなかったなぁ。
この位の掲示物でも品揃えと料金が分かるので、初めて訪れる際には大変ありがたい情報です。
いそいそと階段を上がり切り、踊り場で左を向くと、そこにお店の入口があります。
※ん、写真が斜めだ(苦笑)。
テーブルとカウンター席が用意されており、僕は1人でしたのでカウンターに着席。
つけそばの中(1.5玉)を注文。
店内にはスポーツ選手のサインがあちこちに張ってあり、特に目立ったのは阪神タイガースです。
ご店主にお聞きすると、甲子園球場で提供されていた「今岡誠の冷やしつけ麺」はここの「つけそば」が元になっているらしく、そういった関係で阪神の選手によく来てもらっているという事でした。
また、元々は横浜市でお店をされていたこともあって、ベイスターズの三浦投手のサイン等もありました。
と、そんな話をお聞きしているとつけそばが登場。
ぼくは勝手に、つけそば≒広島つけ麺と思っていましたので、そのビジュアルの違いに「ん?」と思いました。
具材はキャベツ、きゅうり、たまねぎスライス、チャーシュー3枚、レモン。
よくある広島つけ麺のビジュアルとは少し異なります。
早速ツユを味見。
出汁が利いた甘みのある和風ツユで酸味は感じられません。
この出汁は鰹と昆布で、甘いのは味醂かなぁ。。。
麺は太めで、断面が四角く卵の香りがする麺です。
コシが強く、プリッとした麺の弾力が魅力的で個性的。
広島つけ麺のお店は小麦の香りがする麺が多いんですよね。
ご店主の指示に従い、ツユに京都の山椒を入れ、さらにレモンを絞りました。
この時点では辛味成分(このお店ではからしと呼ばれる)は僅かしか入っていないとの事。
ど~れどれ。。。
しっかりとした味のツユとプリップリの卵麺は相性が良く、なかなかの旨さ。
そして山椒が利いているところが、面白くもあり新鮮です。
少し食べた後に、からしを匙で2杯追加。
ピリピリッとしたストレートな辛さ。
辛味が強い唐辛子をお使いですね。
4杯入れたら、辛くてしんどいかもしれません。
個人的には、「大福(こんなお店)」や「わかば亭(こんなお店)」、「玉一(こんなお店)」のように出汁がしっかりと利いた味わいのあるツユは辛さを控えめにした方が旨いと思っていて、ここのツユもそれに該当すると思いました。
唯一のネックは野菜が少ない事。
その分、価格が安いですので良しという事で。
オリジナリティ溢れる一品。
つけ麺フリークの方で未訪の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度食べてみて下さい。
僕は「つけそば」が気に入りましたので、次回は夜の串焼きを食べに訪れてみたいと思います。
ごちそうさまでした!!!
※京橋町に移転される前は若草町にお店があったとの事。再開発絡みで立ち退かれたそうです。
※ご店主から名刺をいただきましたが、「いぶしぎん」が入っているビルのオーナーと言うことが判明。
少し話が盛り上がってしまいました(笑)。
(2010.10)
■お店のデータ
木のは
広島市南区京橋町10-28
0822610703
11:30~14:00
17:00~?
つけそば小630円 中730円 大840円 特940円
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