ここ2年位、こちら主催の法事が何度かありまして。
終わった後の食事って、いつも悩むんですけど、皆さんどうされてます?
仕出し弁当出して終わり!じゃ味気ないし、毎回同じ店で食べるのも工夫がない。
食事せずに、ハイさよなら!ってのも寂しいですしねぇ。
悩んだ挙句、ここ何回かは「吉水」や「ゾーナイタリア」「ながせ」を使わせてもらいました。
今回はどうしようかなと思案をめぐらせ、未訪ではありますが、いい評判を聞く『ICHIGO』をセッティングすることに。
お店の場所は、広島三越の近く。
飲食店が入居するクリタビルの10階にお店があります。
食べ好きの方には、「たかのばし八昌」の向かい側と言えば通じるでしょうか。
ビルの南口からエレベーターで10階へ。
ワンフロア全てが『ICHIGO』のようです。
店内は暗めの演出。
フルオープンな厨房前にカウンター席が幾つかあり、それ以外はテーブル席がズラリ。
僕たちが座った席は、赤いロールカーテンで周囲と緩やかに仕切られていて、赤いお盆との調和が素敵ですね。
予め注文していたICHIGO御膳は、小鉢からスタート。
そうめん瓜を、インパクトのある出汁と風味付けの酢・醤油でいただく一品です。
シャキシャキとした食感と、ほんのり酸っぱい味付けがいいじゃないですか。
お造りは、鰹と鯛。
鰹特有のねっとり感と軽い酸味。
鯛の深い旨味。
どちらも旨いです。
陶板焼き。
牛脂を敷いた陶板で、サシの入った赤身肉や野菜を焼き、紫蘇醤油と藻塩で食べ進めます。
肉は、モモっぽくないのでイチボかもしれません。
サシによる軽い油と柔らかく旨い肉の旨味。
紫蘇醤油で食べると、咀嚼した瞬間、醤油と肉の風味がパッと広がり、藻塩よりも旨かったです。
わっぱ弁当。
蓋が閉まらないほど盛り込まれたおかず。
中身が気になるので、早速開けてみましょう。
下の段には、ちりめんじゃこが乗ったご飯が。
おかずに寄ってみます。
左右に配されたのは、冷たいおかず。
奥は白ごまペーストのコクが旨い和え物。
手前は、何かの野菜のペーストを葛で固めたものかなぁ。
中にはベーコンらしきものが入っていまして、詳細不明ですが旨かったです。
表面に見えているのは、ミニミニ揚げカレーパン・鴨肉のロースト・茗荷の酢漬け・とうもろこしのかき揚げ・パセリの素揚げ。
パセリの素揚げで揚げ油の良さが分かり、とうもろこしのかき揚げは期待通りの甘さ。
ムチムチのカレーパンは意表突かれました(笑)。
これらの下には、揚げた里芋・ナス田楽・南瓜の煮物・白身の西京焼き・魚のすり身・出汁巻き卵が。
プルプルの出汁巻き。
茄子のエキス溢れる田楽。
少し障る骨が心地良いすり身。
いずれもそんなに濃い味ではないんですけど、ご飯が進みます。
食後にはスイカのアイス。
含むとスイカ、後からバターのようなコクのあるミルキーさがやって来ます。
最後に紅茶。
見た目にハレ感のある料理群でして、店の雰囲気もモダン寄り。
夏バテで食欲不振の親がパクパク食べていたのが、何よりでした。
コストパフォーマンスは、まずまず。
1200円のわっぱ弁当(わっぱ弁当・刺身・吸い物・デザート)は、ICHIGO御膳で出てきたものと内容が同じであれば、相当コストパフォーマンスが高いと思います。
未訪の方は、そちらを試してみてもいいかもしれませんね。
ごちそうさまでした!!!
(2016.8)
■お店のデータ
ICHIGO
広島市中区胡町4-24 クリタ胡町ビル南口10階
0822481115
11:30~14:00
18:00~24:00
定休日:不定休
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