5年に一度、ある資格の更新で中区昭和町を訪れます。
ほぼ一日拘束されてとても疲れるんですが、界隈で食べるお昼ご飯はちょっとした楽しみ。
確か5年前は、「地鶏庵」に初めて訪れて親子丼を食べたと思います。
さて、今回訪れたのは、お好み焼きの老舗『いしざき』。
お店は昭和町にあって、一応ランチ圏内の距離です。
でもお好み焼きって、出てくるのは早くても食べるのに時間が掛かる事があり、距離を考えるとランチタイムにはなかなか行きにくいカテゴリー。
この日は講習会の会場までダッシュで3分程度ですので、最悪は走って帰れば良いかなと思いまして。
※走り切れるかどうかは分かりませんが(苦笑)。
お店の場所は、コロッケで有名な小林正肉店の裏辺り。
角地にあるビルの1階で営業されています。
中に入ると、横に長細い鉄板が配置されていて、それを囲むように10席ほどの丸イスが用意されています。
壁に向かったカウンター席も幾つかありますが、お客は全員鉄板前にスタンバイ。
お店の切り盛りは、腰の曲がったおばあちゃんとその娘さん位の年齢の女性の2名で。
おばあちゃんがお好みを焼き、もう一人の女性がその他の業務をこなす体制です。
肉玉そば530円を注文して焼き方を拝見していましたが、なかなか個性的な焼き方で興味深く見させていただきました。
丸い生地に魚粉、盛りの良い細いキャベツにもやし、天かす、塩コショウ&白い粉の後に豚バラを置いて、つなぎをかけると反転。
本体のすぐ近くにラードを敷き、そばを広げて、上からラードを追加します。
実はこのそばが変わっていて、一般的な袋麺のようにつるっとした表面ではなく、まるで茹でる前の生麺のような風貌。
これに近い麺は本川町の「きずなや」がありますが、縮れ具合が異なっています。
ここからそばと本体の合体に移ります。
一般的な工程ではそばの上に本体をスライドオンしますが、こちらは本体を反転し直してソースで下味を加えたところにそばを乗せます。
この状態で再度反転させ、しばし焼き、卵を貼り付けると完成です。
鉄板の温度がとても熱く、いつまでも冷めませんので、口内火傷のリスクは非常に高いです。
そしてヘラの持ち手が金属ですので、ぎゅっと握って切り分けると、持ち手が手のひらに食い込み、徐々に痛くなってきます。
途中で鉄板から皿に移行するお客もいましたが、何とか最後まで鉄板で食べ切ることが出来ました。
鉄板の熱さや仕上がりのラフさは富士見町の「もり」と似ているところがありますが、食べにくさは『いしざき』の方が上ではないでしょうか。
お好み焼きが好きな方には、ぜひ一度行ってもらいたいお店です。
できれば、おばあちゃんが焼いている内に、と思います。
ごちそうさまでした!!!
(2014.5)
■お店のデータ
いしざき
広島市中区昭和町7-11
0822410814
11:30~14:00
定休日:日・祝
■いしざきの訪問記
・いしざき2(2017.7)
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コメント
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おいしそう・・・
久しぶりに食べるとものすごくうまく感じるんですよね♪
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コメントありがとうございます。
いしざきには初めて行きました!
おばあちゃんの動きが少し心配になりましたが、旨いお好み焼きでした〜。
真夏に大汗かきながら食べてみたいです!