1984年開業の老舗カレー店『ガリバー』。
創業者が高齢のため引退を考えた際、隣で営業する「スワロウテイル(未訪)」というバーが引継ぎ先になったのを知ったのは、確か2年ほど前だったでしょうか。
僕が最後に訪れたのは、およそ10年ほど前のことですので、経営が変わってからの訪問は初めて。
お店の場所は、アミューズメント施設「ROUND1」のはす向かい。近くには、中華料理店「平和園」やカレーの「器」などが軒を連ねています。
腰から上が全面鏡張りの店内は外からよく見えますが、中に入ると調理場の方に向いて座るようになるので、案外と外からの視線は気になりません。
お店はとても狭く、おそらくは10坪(約20畳)もないだろうと思います。
カウンター席のみで10席ほどの客席に座ると店員との距離が近く、何だか懐かしい狭さに感じました。
メニューです。
前回訪問時は、と言っても10年ほど前ですのであてにはなりませんが、フルーティなカレーという印象を持った記憶があります。
どちらかと言うとその手のカレーはあまり得意ではありませんので、味が変わるかなと思い、トマトとベーコンのカレーを中辛で注文
調理担当の男性は手早くカレーの準備に取り掛かりながらも、素早くサラダが提供されました。
使われている野菜は特段変わったところはありませんが、ドレッシングは酸味が立ち、個人的には好きなタイプ。
玉ねぎのすりおろしも使われてるのかな?
カレーは、ルーが別皿での登場です。
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ご飯はターメリックかサフランか分かりませんが黄色く色付いており、やや固めの炊き上がり。ルーは、何かのすりおろしが使われているようですが、こちらも玉ねぎなのかな?
具材のトマトは、あらかじめ煮込んであったんでしょうか、ルーに溶け込みかけた状態で出てきました。
実際に食べてみると、以前のフルーティだった味わいは影を潜め、少しスパイス感が。あいまいに記憶しております以前の味とは違うようです。
これはトマトが溶け込んだせいなのかなぁとも思っておりましたが、ツイッターでは経営が変わった事でカレー自体も変わったんじゃないかというご意見も。
そして辛さは中辛でも結構辛く(ココイチ3辛程度かな)、僕には十分な辛さでした。
個人的には、今のカレーの組み立ては好きな部類です。
老舗の味が変わった事についていろいろな考え方があると思いますが、僕は前向きに捉えたいと思います。
しかし、個性があまり感じられなくなったのはちょっと残念かな。
ごちそうさまでした!!!
(2012.11)
■お店のデータ
ガリバー
広島市中区本通4-1
0822434914
11~21時
定休日:月曜日
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