合理的。
そのように表現すればいいのでしょうか。
ともすれば批判されそうな提供方法。
最初は驚きました。
でも、味が担保された合理性なので強い違和感は無し。
これは、出汐にある『八峯(はっぽう)』での出来事です。
お店の場所は、国道2号線沿い。
その店名とカラーリングからは、「八昌」が修業先だと推察。
客席は、鉄板前5席とテーブルが4卓ほど。
若い男女がおふたりで切り盛りするお店です。
基本メニューのそば肉玉は700円。
トッピングは一般的な内容で100~250円です。
注文したのは、そば肉玉+イカ天800円。
焼き始めは生地を丸く敷き、と書きたいところですが、すでに焼き始められていたお好み焼きがいくつかあり、その内のひとつが僕のところに来るようです。
そばは生麺だから少しの茹で時間を要しますが、注文から2分程度でヘラを渡され、その1分後には注文の品が目の前に。
同様の体験は、過去に2回。
本通の「うずしお」と地蔵通りの「貴家。」です。
いずれの店も、味がイマイチ。
まさか、ここもなのか。。。
※通常の「貴家。」が旨いことは、重々承知しております。
しかし、これが食べてみると旨いんですよ。
ポリポリに焼けた麺自体の旨さ、半熟部分が残る二黄卵のコク、瑞々しいもやし。
それぞれの素材自体が旨いので、ソースが非常に薄塗りでも不足がありません。
ある程度のお客の入りが分かるから見込みで焼き始め、提供時間を短縮。
回転率を上げて売り上げもアップ。
味がいいのであれば、そういう提供の仕方もありだと思います。
生地を敷き、具材を積んだら反転し、そばと合体させ、卵を貼り付け、ソースなどで仕上げる。
一連の手順を自分の目で見ながら、「そろそろ俺のが出てくるぞ」と心の準備をするのが、僕は楽しいんです。
なので、少し違和感はありますが。
もうひとつ面白かったのは、注文によって卵を使い分けている点。
何となくですけど、鉄板で食べる人には二黄卵、テーブルで食べる人とテイクアウトは一黄卵という感じなのかな。
ちなみに、肉玉の麺シングル前提で見込み焼きしているので、野菜Wや肉Wの注文が入ると、別で加熱して本体と合流していました。
味が担保された合理性。
お好み焼きが好きな方にこそ体験してほしいな。
あ、できればその前に「うずしお」を体験しておいてくださいね。
ごちそうさまでした!!!
(2022.6)
■お店のデータ
八峯
広島市南区出汐4-2-15
0822565141
11:00~14:00
17:00~21:00
定休日:未確認
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