さて、4回目となる今回は、コモロ連合の『マルドゥフ』と『魚のトマトソース』を。
『マルドゥフ』は、インドのナンに影響を受けた平らなクレープ。
これを色々なソースで食べるそうなんですが、紹介されていたレシピではトマトソースが載っていたので、そのまま作ることに。
さて、これらの料理が名物とされるコモロ連合は、赤道よりも南にあって、前回ご紹介したピラウが名物のタンザニアの沖にあります。
グランドコモロ島・アンジュアン島・モヘリ島から成る島国なんですって。
周囲の海ではシーラカンスが獲れることで知られていて、国内の博物館では剥製が見られるんだとか。
これは気になる…
※シーラカンス、見たい…
■材料(マルドゥフ)
小麦粉200g
バター20g
卵ひとつ
水50cc
塩(入れ忘れ…)
※参考にしたレシピ
インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島
■調理(マルドゥフ・所要時間1時間40分)
水に卵を割り落としてしっかりと混ぜてから、小麦粉を入れる。
手で捏ねたら1時間寝かせる。
※その間ジョギングへ(笑
4等分し、棒状に伸ばす。右手で生地をクルクル捻りしながら伸ばすのが簡単。
両端からクルクル巻いて円を作り、円同士を重ねる。
更に20分寝かせます。
※その間シャワーを浴びて(笑
麺棒で薄く伸ばし、フライパンで両面を焼くと完成!
■材料(魚のトマトソース)
マグロ(刺身用じゃなくてもよい)
トマト3つ
レモン半個
ニンニク4かけ
玉ねぎひと玉
サラダ油
長ナス2本
マッシュルーム4つ
小麦粉(マグロの衣用)
ターメリックパウダー3振り
マサレ(ミックススパイス)はないので以下で代用。
コリアンダーパウダー3振り
カルダモン6粒
マスタードシード 4振り
フェネグリーク3振り
※参考にしたレシピは、マルドゥフと同じですが、それぞれの分量はオリジナル(勘)です。
■調理(魚のトマトソース・所要時間50分)
前夜のうちに、ぶつ切りしたマグロを漬け込む。
半玉分のすり下ろし玉ねぎ、ふたかけ分のおろしニンニク、塩胡椒、半個分のレモン汁、サラダ油大さじ1で。
鍋にサラダ油を敷き、マスタードシード と殻を割ったカルダモンを熱する。なお、マスタードシード が飛ぶので、しばらくは蓋をして熱すること。
ふたかけ分のニンニクスライスと半玉分の玉ねぎスライスを炒め、しんなりしたら、スパイスを入れて更に炒める。
塩胡椒で味を整えたら、ざく切りしたトマトを入れて煮込む。
ナスを素揚げしてお鍋に投入。わりとしっかり煮込んでもよし。
漬け込んでおいたマグロに小麦粉をはたき、油で揚げる。
揚がったらトマトソースに入れて、少し味をなじませたら完成!
■実食
マルドゥフは、ふっくらしてないけどパリパリでもない。
モサッとしたところもないかな。
塩などの調味料は入れてないので、味わいはほんのり。
魚のトマトソースのほうは、熟したトマトを選んで買ったおかげで、素朴なんだけど心躍る酸味と旨味がいいですね。
そして、マグロの唐揚げの存在感が抜群です。
これは、前夜からレモン汁などでマリネした成果でしょう。後からやってくる、爽やかなレモンの酸味がとっても良いです。
そして、とろっとろのナスもいい。
マルドゥフはソースをすくったり、トロトロのナス乗せたり。
案外お腹が膨れました。
■調理して分かったこと
マルドゥフですが、ナンのような物とはいえ、いわゆるパンを焼くの初めてだったんです。
なので、練り込むのは溶かしバターだと思い込んでいましたが、念のために確認したら溶かしバターはNGという記載が。
危ない危ない(苦笑
そして、1時間置くのは発酵させるのではなく、餃子の皮を作る時と同じようにしっとりさせるのが目的なのかなと。
魚のトマトソースは、サラサラのインドカレーみたいな作り方なので、比較的簡単に作れました。
ただ、カルダモン・マスタードシード ・コリアンダーパウダー・フェネグリーヌパウダーを大目に使った割には、香りが弱かったです。
スパイスはもっと簡略化して、オールスパイスだけ使ってもいいかも。
さーて、次は何作ろうかな。
コメント