1620年に築成された縮景園。
広島藩主浅野氏の所有でしたが、昭和15年に広島県に寄贈し、現在に至るそうです。
築成当時は「泉水屋敷」、明治から戦中は「泉邸」。
戦後になり「縮景園」と呼ばれるようになりました。
この度訪れた喫茶店『茶房泉邸』は、その名前にあやかって名付けられたんでしょう。
縮景園の脇に佇むその外観も、どこか印象的。
中に入ると女性二人に出迎えられ、その場でメニューを見ながら、ランチと弁当のどちらかを注文する流れです。
この日のランチは、「オムレツとスパゲティ」。
弁当は「串カツ」以下5種類のおかず。
お値段はどちらも税込650円です。
色々食べたいなと思い弁当を注文し、自席へ。
店内は白熱色のペンダントで照らされ、ややレトロ感のある調度品が置かれています。
お客の年齢層は50代以上が多く、上八丁堀等の近所で働いている方がメインとお見受けしました。
出て来た弁当は横長の入れ物で、半分が黒ゴマのかかった白ご飯。もう半分がおかずという構成。
おかずに寄ってみましょう。
串が刺さっているのは串カツで、シメジ・ピーマン・玉ねぎの間に豚肉が挟まれています。
キャベツの細切りメインの野菜サラダに、丸いポテサラ。
その下には、ささみとこんにゃくの酢味噌和えが。
こちらは絹の厚揚げの煮物とガーリック効いた野菜炒め。
いずれのおかずも手作り感があり、まずまずだったと思います。
味噌汁。
素麺の入った熱々味噌汁で、10月下旬には嬉しい熱さですね。
モーニングの存在や営業時間など全く分かりませんが、レトロな喫茶店がお好きな方は一度足を運ばれると良いと思います。
ごちそうさまでした!!
(2016.10)
■お店のデータ
茶房泉邸
広島市中区上幟町1-8
0822235067
営業時間:未確認
定休日:未確認も土日は閉まっていました。
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