十日市交差点すぐ近くにある山本ビル。
ここは1階と2階がテナントスペースでして、まあまあの頻度で入れ替わりがあります。
1階は「なる」→「福臨門」→「旺旺」を経て、「PUJA」というアジア料理屋さんに。
2階は「アザレ」→「仲家」を経て、2020年10月に今回訪れた『一十(いとう)』がオープン。
ガラス張りで視認性が高いので、気になっていた人も多いお店ではないでしょうか。
客席は、L型カウンターに8席ほどとテーブルが2人用ふたつ・4人用ひとつ。
おふたりの男性が店を切り盛りされています。
この日お願いしたのは、コース料理の「おきまり」。
〆の料理がない軽いコースで、酒宛(いわゆる、酒のあて)が多いとのこと。
内容は当日の仕入れ次第。
どんな内容か楽しみです。
まず提供されたのは、ほうれん草のおひたし。
深い緑色のほうれん草を、塩角立たせたつゆで食べさせる一品。
酒のあてにちょうどいい塩梅でした。
ふた品目はポテトサラダ。
マヨネーズを使っていないんですけど十分に旨いポテサラです。
塩やお酢は使っているのかも。
ワサビ漬けととびこも良いアクセントになっていました。
3品目は、バイ貝の旨煮。
バイ貝の持つ僅かな渋みとまったりとした甘さの味醂が好相性。
後口のきれいさに、少し驚きつつ。
牛すじポン酢のお椀仕立ては、ほろほろすじ肉に目を奪われがちですが、ポン酢が効いた熱々のツユがお酒の小休止にピッタリ。
ナイスな構成だと思います。
酸味強めのポン酢は手作りでしょうか、柑橘の風味が良いですね。
そして、掛かっている七味が辛くて旨いのも高ポイント。
刺身は4種類の盛り合わせ。
しっかりと〆られた〆さば、軽やかな真鯛、サラリとした旨さの鰆。
どれもキレイな味わいです。
そして、一番旨かったのは穴子。
わずかに骨が障りますが、厚みがあり脂が乗った穴子の旨いこと。
追加が欲しいくらい。
続いては鯖の一夜干し。
これ、ごはんが欲しくなります。
追加させようとしてるのかな(笑
最後のひと品、芋まんじゅうの蟹あんかけでほっこりと。
これは里芋?
肉・魚・野菜・出汁・調味料など、店の魅力をしっかりと味わえたコースだと思います。
量はちょっと足りないかなと感じましたが、そういう人は「おまかせ」や「一十」という〆付きコースを注文なさってください。
あ、そうそう。
ドリンクは飲み放題を付けました。
2020年の8月以来となるお外での生ビールを皮切りに、宝剣や亀齢、レモンサワーなどを楽しみました。
いやぁ、よく飲んだぞ(笑
季節ごとに訪れたいお店『一十』。
ライバルが多い立地ですが、長く続くのではないかと思います。
ごちそうさまでした!!!
(2021.11)
■お店のデータ
一十
0825337704
18:00~24:00
定休日:不定休
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