「ほしのみち」と「横川シネマ」のある通りを結ぶ1本の細い道。
そこには、見た目からして歴史のありそうなお好み焼き屋さんが佇んでいます。
名前は『文ちゃん(ふみちゃん)』。
入口の引戸も腰高の窓も、すりガラスなので中が見えない。
少し入りにくく感じますが、お好み焼き屋さんは大外れが少ないので、安心して入っちゃいましょう。
店内には長方形の鉄板が置かれていて、その周囲に椅子が5脚。
鉄板も木部も年季を感じさせてくれます。
お店の切り盛りは、ご高齢の女性がおひとりで。
注文を迷っていると、「イカ入りがよく出ますよ」とのことだったので、それをお願いすることに。
ほんのり色付いた生地に多めの魚粉。
そこにソースで下味をつけたそばを乗せて焼くスタイルです。
キャベツは太目、もやしは多め。
天かす豚バラと積んで、つなぎを垂らしたら反転します。
その後、オープンな棚に積まれているイカ天を取り出し、手で割ると鉄板の上へ。
他店よりも多めのイカ天は本体の下に入れ込み、卵・ソース・青のり・胡椒で完成に至ります。
香ばしい豚バラ、適度に水分を含んだ野菜。
少し崩れやすい点は否めませんが、まずまず旨いお好み焼きだと思います。
ちなみに、ヘラの持ち手は金属です。
もやしやイカ天が切りにくいので、ついつい握る手に力が入り、手が痛くなることも。
訪問の際はご留意ください。
焼き手の女性は、ご常連との会話が正しければ、御年90歳とのこと。
柔和な雰囲気で口調もはっきりとしていて、肌つや・姿勢・会話の反応などを見ても、70代後半と言われても不思議はありません。
こういう歳の取り方をしたいものです。
古いお店が好きな方は、なる早で行っておくといいと思います。
ごちそうさまでした!!
(2020.1)
■お店のデータ
文ちゃん
広島市西区横川町3-4-14
電話番号:不明
営業時間:不明
定休日:火曜日
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