少し前にも書きましたが、4月は仕事関係の飲みで流川方面に出る機会が多い月でした。
初めてのお店もあれば、何度目かの店もあり。
今回訪れた『和ら木』は初めての訪問でしたが、定期的に訪れたくなる良いお店でした。
場所は、ヤマダ電機(元天満屋)の南側。
「陣太鼓」や「一楽天」の並びで、洋食の「ライオン」の2階。
こんな所に店があったんだ、と行くまで知りませんでした。
狭い階段で2階に上がると、カウンターに6席ほどと小上がり1卓の小さな店にたどり着きます。
お店の切り盛りは、女性がお一人で。
メニューはないらしく、カウンターの上に並べられた料理を、食べるペースなどを見計らいながら提供してくれるスタイルのようです。
まずはつき出しの冷奴。
甘い味噌と塩っぱくない梅干が乗っていて、絹ごしの喉越しが心地良いですね。
たけのこの煮物。
たけのこ、しいたけ、こんにゃく等を薄味で炊き、木の芽と出汁に使った煮干があしらってあります。
薄味ゆえに、煮干の旨味と木の芽の風味が強調され、これはなかなかの一品。
一味を使った汁物。
鰹ベースで、蕪の旨味がにじみ出たツユ。
少しピリ辛。
そのツユをこれでもかと染みこませて重たくなった油揚げは、食べるたびにじゅわっと幸せを感じてしまいます。
鯖の塩焼きは、粗くおろした大根を乗せ、千枚漬け、オクラを添えての提供。
脂が乗った鯖と大根おろしの相性は言うまでもなく、さらに甘酸っぱい千枚漬けで脂を流します。
相棒は既に日本酒に移行しており、あるのは冷酒の賀茂泉と冷やの亀齢。
今回は亀齢で通すことにしました。
スペアリブ。
味醂の風味が高いスペアリブ。
旨いなぁ。
脇には春菊の酢味噌和え、酢ごぼうが。
卵豆腐は、もずく酢をかけて。
〆は、ご飯なしのタイカレー。
ココナツミルクが効いて、きちんと作られたタイカレーという印象です。
野菜も旨いですし、辛さもそこそこ。
ビール1本と亀齢3杯(コップ酒)で、5,000円を切るお会計は、十分納得のいくお代でした。
料理の旨さも一つ抜けていますし、何度か訪れてみたいと思います。
ごちそうさまでした!!!
(2016.4)
■お店のデータ
和ら木
広島市中区堀川町4-5
0822499213
18:00~24:00
定休日:日・祝
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