※閉店
贔屓にしていた寿司屋が店を閉めて、はや1年。
あれ以来、外で回転以外の寿司を食べることがなく、そろそろ我慢も限界に来ておりまして。
あ~、旨い寿司が食べたい!てな感じです(笑
そんな状況下で、夫婦二人の誕生日を祝う店選びを任されたものですから、色々と思い悩むわけです、はい。
お寿司屋さんに狙いを絞り、人に聞いたり、本を読んだり、ネットで検索したり。
すると、色々とネックが浮上してくるんですね。
あそこは交通の便が。。。とか、
そこはタバコOKか。。。とか。
そして、どうせ行くなら隙のないお店にと思い、選んだのは、中区新天地にお店を構える『美奈古鮨』。
こちらの良い噂は、五日市中央にあった頃から耳に入っておりまして。
4年ほど前に現在地に移転されて以来、訪問を狙っておりましたが、良い機会だと思い、訪れてみました。
お店の場所は、新天地公園の北側。
串焼の「雷新天地店」の向かい側といえばお分かりいただけるでしょうか。
暖簾を分けて中に入ると、奥に伸びる白木のL型カウンターが眼に飛込んできます。
お店の切り盛りはご店主と女将さん、そして修行中なのかなと思しき若い男性(息子さん?)の3名で。
女将さんの誘導に従い、ご店主の目の前の席へ。
そしてこの席は色鮮やかなネタが格納されているネタケースの前でもあります。
まずはビールで乾杯~。
久し振りにスーパードライを飲みましたが、炭酸強めの、ドライでクリアな味わいを楽しむことができました。
つき出しは、蛍烏賊のぬた。
甘さ控えめの酢味噌は、しっかり目に効いた辛子が刺激的。
蛍烏賊のワタの風味も残しつつ、なかなか旨いぬたでした。
この日のお奨めはこちら。
あら、美味しそうなものがたくさんあって困っちゃいますね(笑
ん~、と思っていたらご店主から刺身でも盛りましょうかとの助け舟が。
※1人前の写真です。
ちょっと寄ってみましょう。
上から、甘エビ・赤身・鰆・帆立・鯛と並んでいます。
いずれも特有の香りと旨味が濃く、旨い刺身達。
特に、甘エビは、これが名前の由来かと感心するような甘みを携えていました。
自然の甘みの旨さ。
良いですねぇ。
そして醤油も旨く、これは出汁でも入れているのかなと思いましたが、数種類をブレンドしている事でした。
続いては子持ちヤリイカ。ここ1ヶ月(2・3月)しか食べられないとのことでしたので、お願いしてみました。
焼く前は大きな烏賊だなぁと思いましたが、焼くと20センチ少々にまで縮むんですね。
食べる前にアップで1枚。
輪切りの中心にある白いのが子です。
実際に食べてみると、ぷりっとした烏賊に包まれた白子という印象。
風味は強くありませんが、これは面白くも旨い1品でした。
焼き牡蠣。
ひだが黒々としており、プリッとした身が大きめで、これも旨い~。
産地は江波なんだそうです。
そういえば、某店も牡蠣は江波からと聞いたなぁ。
江波の牡蠣って旨い印象が薄かったんですが、旨いのもあるんですね。
まぁ、こういう日ですから、こんなのも食べてみたわけです。
良い具合に焼けた表面とは裏腹に、内側はハフハフと熱く、とろとろで旨い!
酒のアテとしての塩加減はバッチリです~。
さてここから握りをおまかせで7貫ほど。
ネタはもちろん旨いですが、しゃりもなかなかの旨さ。
やや小さめで寿司酢が強め。
口の中ではらりとほどける握り具合で、僕の好みです。
お酒は、賀茂鶴上等酒の熱燗から、賀茂泉の生酒→〆張鶴へ移行し、最後は中々のロックへ。
温和なご店主とざっくばらんな女将さんのおかげで、お店の雰囲気はくつろぎタイプ。
「妙な緊張感のある寿司店はしんどい」という方には特にお奨めです。
ごちそうさまでした!!!
(2014.2)
■お店のデータ
美奈古鮨
広島市中区新天地1-3
0822488871
12:00~14:00
17:30~22:00
定休日:日曜日
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