※閉店
並木通り「イル ガットパルド(イタリア料理・未訪)」の跡にオープンした創作料理の『隠れ』。
個人的体験で言いますと、「創作○○」と付くお店は、ベースが今一つな上に変にこねくり回した料理が出てきて、良いなと思えるお店に当たった事がありません。
このように暗い過去を持っていますと、勤め先最寄に新店がオープンしても「創作」と書かれているだけで、訪問意欲は半減してしまいます。
そんなある日。
新規開拓先に迷っていた時、ふと『隠れ』の事を思い出しネットで調べてみますと、日替わりランチの写真を発見。
これを見る限りでは、こねくり回した印象はなく、案外悪くはなさそう。
冒頭であのように書き連ねましたが、写真を見たときの直感を信じて、この度訪問して参りました。
お店の場所は、並木通りの南端部。
以前、洋食の「koharu亭」があったビルの向かい側にお店の入口があります。
※撮影時は、入居建物外壁補修中でした。
暖簾をくぐり中に入ると、黒を基調とし、玉砂利などで和の設えをされた空間に出ます。
前方にある長い階段で2階に上がり、まるで会員制バーのようなドアを空けると、そこもまた黒を基調とした空間。
右側にはテーブル席がいくつかあり、正面から左にかけてはカウンターと調理場などが配置されています。
僕は一人での訪問でしたので、カウンター席へ。
ネタケースを目の前にした席に座ると、程よい間合いで温かい布おしぼりが出されました。
注文したのは、1階入口前のメニューで見た日替わり。
訪れたのが土曜日で混雑していなかったからでしょうか、揚げたての揚げ物が乗った日替わりのワンプレートと、写真には写していませんがご飯・味噌汁・チリメンジャコの登場です。
各々の量は少なく、ちょこちょこっと盛り付けられていますが、少なくとも見た目には旨そう。
まずは刺身を見てみると、赤身と鯛が2切れずつ大葉に乗っていて、赤芽・ハスイモ・海水晶・わさびが添えられています。
実際に食べてみますと、さらりとした赤身は特有の旨さがあり、鯛は締まった身質でなかなかの旨さ。
揚げたてのメンチカツには、しし唐・水菜・レモンが添えられています。
しし唐はビリッとする辛さで少し驚きましたが、揚げたてメンチカツは美味しくいただきました。
左上の小鉢は、大根・白菜・ベーコンの煮物。
その右側は卵焼き・明太子・いわし・栗。
煮物はベーコンの旨味が汁に出ていて旨かったですし、焼いた明太子は素朴ながらも、ちょっと良い旅館の朝ごはんをイメージさせてくれました。
プリッと炊かれたご飯、合いの手にちょうど良いチリメンジャコ、そして少し甘めの白味噌で仕立てたアサリの味噌汁も不満なし。
デザートはカラメルではなく生クリームで食すプリンで、こちらもまずまずの旨さ。
これにアフターコーヒーが付いて850円ですので、なかなか良いのではないでしょうか。
写真の印象通りに旨く、個人的には再訪あり。
お向かいの2階にある「KaiRyu」のランチも良いですが、『隠れ』のランチも良いと思います。
お近くの方は是非。
ごちそうさまでした!!!
(2013.11)
■お店のデータ
隠れ
広島市中区中町10-1
0822433399
11:30~14:00
17:30~23:00
定休日:不定休
◾️隠れの訪問記
・隠れ2(2017.1)
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コメント
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創作という名の地雷分かります笑
850円でこれは出来過ぎな気が。
維持できるか心配ですね。
大和屋で見つけた「醸し人九平次」の純米大吟醸を最近飲んでるんですが、ピリピリ感もあり結構好きなタイプの日本酒なんだけど後味はやや苦い感じでした。
苦味というのは好きじゃないんだけど特徴なのかな。
2000円を切ると買いたくなるんですよね純米大吟醸。
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> 創作という名の地雷分かります笑
ですよね(笑)。
むろか位に突き抜けてくれたら良いんですが、大抵イマイチですからかねぇ。
> 大和屋で見つけた「醸し人九平次」の純米大吟醸
そう言えば、最近、九平次飲んでないです。
たまには有名どころのビューティなお酒も飲まないといけませんね(苦笑)。