なぎ食堂／麺と丼のセットで650円！お値段以上のクオリティにニンマリ（食堂・西区観音本町）

「じぃじとばぁば」に立ち寄った時、営業中の赤い幟旗が目に入ったんです。

道路向かいのビルの1階。

少し奥まったところに暖簾がかかっていて、遠目からは『なぎ食堂』と読めたと記憶しています。

寒さが緩んできた3月下旬、勤め先から自転車をかっ飛ばして現地に到着。

よかった。

営業してる。

中に入ってみると、そこはまるで一戸建ての玄関。

民家のような作り。

中に人がいるけど靴がない。

どういうこと？

さすがに靴を脱いで上がるんだろう。

そう思った瞬間、「靴のままどうぞ！」と声がかかりました。

え？

本当にいいの？

少し戸惑いながら中に入ってみると、そこにいる全員が靴を履いたまま。

ちょっと安堵したりして。

ふたり用の小さなテーブルがぽつんぽつんと置かれていて、空いているのはひとつだけ。

そこに座るように促され、メニューの丁寧な説明を聞くことに。

これだけしかないんです。と言われましたが、肉定食・魚定食・ラーメン・ラーメンとご飯物のセット。

これだけあれば何の問題もありません。

この日の肉定食は、鶏肉の黒こしょう焼き。

魚定食は鮭の塩焼き。

肉も魚も気になるけれど、ラーメンの文字を見たからには、食べざるを得ないでしょう。

せっかくなので、ミニチャーシュー丼とのセット650円を注文です。

5分ほどで出てきた料理は、思いのほか良さそう。

黒い丼で提供されたラーメン。

表面に小さく油が散った茶濁スープで、具材は、もやし・チャーシュー・青ネギ。

スープは醤油が勝った香り。

とろみやクセは感じず、ごくごく飲めちゃうタイプです。

後から感じる酸味は元ダレ由来なのかな。

麺は中細でやや固めの仕上がり。

典型的な広島醤油豚骨と比べると、ややライトに感じられますが、これはこれで悪くありません。

ミニチャーシュー丼は、小さめのチャーシューが5～6枚乗っていて、上からタレがかかっています。

チャーシューでご飯を巻くようにしながら、やや大口を開けて食べるのが良いですね。

食後にはコーヒーが付いてきて、アイスとホットはお好みで。

※一口飲んだ後。

650円でこのクオリティには驚きましたが、何となく事情は察しました。

念のためにと思い調べてみると、見立ては合っていたようです。

要は、障害者の就労を支援する施設ということで、一般的な店よりも安価な設定ということなんですね。

何か決まりがあるならやむなしですけど、せめてあと100円高く設定されてもいいんじゃないかなと思いました。

次立ち寄る際は、肉定食を食べてみようか。

500円という値段に申し訳なさを感じるけど。

ごちそうさまでした！！！

（2024.3）

■お店のデータ
なぎ食堂
広島市西区観音本町２－７－２９

０８２２９５８７７２
１１：３０～１３：３０
定休日：日・月・祝

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