防府市「ふじむら酒場」の次に訪れたのが、宇部市にある「三井酒造場」。
この日の酒蔵を巡るルートは、三井酒造場(宇部)→永山本家酒造(宇部)→永山酒造(山陽小野田)→児玉酒造(下関)→下関酒造(下関)という案でしたが、時間の関係で飲んだ事がある両永山(貴と山猿)をカット。
その代わりに、予定に入れていなかった湯田温泉の「原田酒舗」への訪問を組み込んでみました。
これは、山口宇部道路(無料の自動車専用道)を使うと案外早く到着することが分かったからです。
さて、『三井酒造場』がある宇部市床波は、今から11年前に開催された「山口きらら博」の会場:山口市阿知須よりも南に2駅行った辺りの小さな街。
山口宇部道路を「岡の辻」で降りて、住宅街の狭い道を抜けるとJR床波駅前の通りに到着します。
※写真奥がJR床波駅。
駅前の交差点を左に曲がると、すぐに「三井酒舗」という酒販店が。
邪魔にならないところに車を停めてキョロキョロしてみましたが、酒蔵らしき建物は見当たらず。
んー、これはもう造りは止めたのかもしれないなと思いながら、『三井酒舗』に入ってみました。
店内は小ぢんまりとした酒販店程度の面積と品揃え。
日本酒はもちろん自社ブランドの波の花を扱っておられ、上撰・佳撰・原酒など一升瓶メインのラインナップ。
洋酒や焼酎の扱いもあり、冷蔵庫の中には冷えたビールやワインの姿も。
日本酒棚の中に1種類だけ300mlの小瓶がありましたので、今回はそれを購入してみました。
この小瓶は上撰で、昔で言う一級酒との事。
味の詳細は別の記事に譲りますが、残念ながら味わいに関しては良いところがありませんでした。
印象的だったのは「こちらでは造られていないんですか?」という質問に対して、「えぇ、ここでは造っていないんです。」という答え。しかし、おそらく。。。
もちろん確定ではありませんが、「山陽愛泉」の板岡酒造場や「神招」の田中酒造でも感じた、ある種の侘しさをここでも感じたのは事実でした。
(2012.8)
■お店のデータ
三井酒舗
山口県宇部市床波1-18-12
0836519012
創業:1668年
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