※2019年7月閉店確認
泊まりでの東京出張の際には、社の上司・先輩や大学時代の友人に声を掛けるのが筋、とは良く分かっています。
しかし今回だけは1人で東京の夜を楽しみたい!
そんな思いがあって、一切お声掛けせず旅程を組む事に。
1軒目のお店は21時スタートのイメージで当日の行動をシミュレーション。
宿へのチェックイン時間、2軒目のスタート時間をざっくりと決めて当日を迎えました。
出張用務を済ませ宿を出発したのが21時頃。
予定よりも少し遅めですが、致命的な遅れではありません。
そして、電車を乗り継ぎ目当てのお店に到着したんですが、何と臨時休業。。。
この日の目当ては「酒縁川島」というお店で、その情報元は「吉田類の酒場放浪記」です。
こちらは日本酒の揃いがとても良いそうで、僕が愛読している山本洋子さんの「マクロビーノライフ」にもお店の事が出ていました。
行くしかないですよねぇ(笑
お店はカウンターだけで12席のみだそうですが、21時なら空いているだろうと推察。
しかも年中無休というのが心強い。
そのように思って、事前に確認しなかった僕が悪いんです。
まさか振られるとは思っておらず、次の手は用意していませんでした。
仕方が無くJR武蔵小山駅の周辺を、細い路地も含めて、お店探しの旅に出ました。
駅前のロータリーは、目黒から2つ目の駅なのに物寂しい感じです。
この辺りはアーケード商店街とそれに隣接するように細い路地が巡らされていて、飲食店の数は多そうです。
路地の奥は小規模な老舗っぽい居酒屋、「BACARO UNO」っぽいイタリアンバー、立ち飲み屋、大手居酒屋チェーンのお店、パブ等入り乱れてカオスな様相を呈していました。
さて、この度訪れたお店は路地で発見したのではなく、大本命の「酒縁川島」に向かう途中で気に留めていた『ホルモン道場 みやこや』。
路地探索後、ここよりもいいお店がなさそうでしたので、お世話になる事に決めました。
ガラスの引戸を開けて中に入ると、左手のカウンターに8~10席ほどが用意されていて、カウンターの上には肉を焼くロースターがほぼ等間隔に5台ほど鎮座しております。
お店の切り盛りは非常に口数が少ない男性2人で、無駄口はたたかねぇぜ的な雰囲気を醸し出しております。
まずはビールの大瓶を注文し、グイグイグイッと瓶の半分ほどを一気呵成にあおりました。
アテに選んだのは煮込み。
これって豚ホルモンなのかな?
ホルモン煮込みって下手すると脂っぽい物があるんですが、こちらのはそんなところはなく、むしろ滋味深さが出ている感じ。
生姜も利いていて、これは旨いなぁ。
店内で放送されていた「吉田類の酒場放浪記」に、ご常連がつく悪態を聞きながら摘まんでいると、ビールがなくなってしまいました。
次は日本酒を注文。
常温保管されていた雪の朝というお酒をビールグラスに注いでいただきました。
アル添(醸造アルコール添加)ではありますが、こういう雰囲気のお店で飲むと旨く感じますねぇ。
お酒って雰囲気で飲むものだなぁとつくづく感じさせられました。
アテをもう一品と思い、ガツ刺しを。
ボイルした豚の胃袋を、にんにく醤油タレで食べさせてくれます。コリッとした食感が良いですねぇ。
串焼きも注文してみました。
牛串。
豚レバーとつくね。
つくねは冷凍ものをチンして焼いたものですが、その他2つは旨かったです。
串焼きのレバーもそうなんですが、ガツやモツも嫌な臭いなど一切無く、旨いホルモンを扱われるお店だなと思いました。
安いのも魅力で、ここは2,000円で済みました。
事前情報0で飛び込みで入ったお店ですが、今まで培ってきた勘が生かされた満足な1軒目となりました。
2軒目はうってかわって、都会的な雰囲気のお店のレポートとなります。
次回をお楽しみに。
ごちそうさまでした!!!
(2012.2)
■お店のデータ
ホルモン道場みやこや
東京都品川区小山4-9-1
0337815635
?~22:30(LO22:00)
定休日:未確認
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コメント
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いつも楽しく拝見してます。
今回の東京の夜ですが・・・
>「吉田類の酒場放浪記」に、こちらのご常連がつく悪態を聞きながら
わははは、思わずパソコンの前で大笑いしましたよ。
ほんと、えー夜でございましたなあ。
私は明後日から横浜へ出張なんですが、そんな楽しい夜に出会えたらえーなーと思ってます。
ではまた。
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大本命のお店に振られた時はどうしょうかと思いましたが、結果的に良い夜を過ごせました。
けんたさんも楽しい横浜の夜を過ごせたら良いですね!