『仙八来々軒』の初代は呉市、二代目は東広島市にお店があったとのこと。
そいや、流川にも店があったような気が。
僕はいずれも行ったことがないんですが、店名は昔から知っていて、初代はレジェンドクラスの店だったとか。
そんな店の三代目が十日市に出来ると聞いたのは、2022年5月のこと。
それから程なく、プレオープンを経てグランドオープン。
そして、ようやくの訪問を果たしたのは8月に入ってから。
オープン当初は待ち客があったように聞いていましたが、さすがに落ち着いた様子です。
中に入るとすぐに券売機があって、仙八ラーメンと大盛り、チャーシュー麵と大盛り、ごはん、おむすび、トッピングが煮たまご・ねぎ増量・メンマ増量、ドリンク類とメニュー数は少なめ。
ラーメンをおかずにご飯を食べるのが好きなので、仙八ラーメン850円とごはん150円の食券を購入。
カウンター越しに食券を渡し、席に座ることに。
店は奥に細長く、入口から順に書くと、券売機・4人掛けテーブル・L型カウンター(6席)。最奥はバックヤード的なスペースでしょうか。
お店の切り盛りは厨房1・ホール1の2名体制。
この日は、前客2・後客3でしたので、ふたりでもゆとりを持った切り盛りだったと思います。
注文から程なくして、高いカウンター越しに丼を手渡され、落とさないようにゆっくりとカウンター天板に着陸。
待望の仙八ラーメンの登場です。
丼とレンゲが青磁。
後から調べてみると、これは初代と二代目を踏襲しているようです。
茶濁スープは少し濃い目の色合い。
具材は、もやし・メンマ・青ネギ・チャーシューと一般的な物に混ざって、ワカメが使われているのが珍しいところ。
スープにはとろみが有り、舌触りはざらっと。
骨粉というよりも香味野菜という感じの舌触りなのかな。
元ダレは強めに効かされていて、この日は少ししょっぱく感じました。
温度は少し温め。
個人的には熱いほうが好きですが、作り手が決めた温度は受け入れるべきというのが僕のポリシー。
麺は肌がゴワゴワとしていて、ゆで加減は固め。
この麺肌にとろみのあるスープが絡みまくり、食べ進めるにつれてスープが自動的に減っていきます。
具材では、チャーシューがさすがの旨さ。
味付けはさほど濃くないんですが、ごはんを巻いて食べると顔がほころんでしまいます。
他店との相違点であるワカメは、塩蔵なんでしょうけど、しょっぱさが残っていました。
平凡な例えで恐縮ですが、天下一品のニュアンスがあるスープに、ちょっと独特なカタ麺を合わせた一杯。
初代の味を知っている方の評価は分かりませんが、僕は結構好きなラーメンです。
今後のブラッシュアップに期待して、少し期間を開けて再訪してみたいと思います。
9月に入ってからのこと。
少し変わったらしいという話を聞いたので、ちょっと行ってみることに。
厨房は、男性から女性に変わっており、カウンターの立ち上がり部分には店のこだわりが張り出されていました。
出てきた大盛りラーメンは、食べなれている人ならひと見で違いが分かるはず。
※今回
※前回
まずはチャーシュー。
中心付近がほのかにピンク色で、部位も変わったみたい。
厚みは薄くなりましたが、スープとの絡みが良くなり、ごはんのおかずにピッタリの仕様です。
そして、スープは密度と旨味が増しています。
元ダレは少し控えめに。
前回は、具材のわかめと共にしょっぱく感じましたが、今回はどちらも問題ありません。
香りも良くなってるし、これは好きだなぁ。
この1カ月半程度で、しっかりとブラッシュアップされていて、これなら二度三度と足を運びたくなります。
願わくば、この情報に触れた方が再訪し、実際に食べた感想を聞いてみたいです。
僕は、旨いと思います。
ごちそうさまでした!!!
(2022.9)
■お店のデータ
三代目 仙八来々軒
広島市中区十日市町2-2-30
0822921008
11:30~15:00
17:00~21:00
定休日:不定休だが火曜休みが多い
※定休日はインスタにて要確認。
コメント
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主人が呉市出身なので復活したと聞いた時は大喜びでした。
オープン当初に行った時はこれじゃない感があったようですが
徐々にスープのとろみと旨味が増して初代、東広島市時代を彷彿させるようです。
このお店はラーメンもさることながらライスが自体がとても美味しいので
旨味たっぷりのドロッとしたスープとよく合います。
確かに行く度にブラッシュアップされていると感じますね!
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コメントありがとうございます。
初代と2台目の味、ご存じなんですね。
いいなぁ(笑
8月初めに行ったときは、好きなラーメンではあるけど、もう少し頑張ってほしいなと感じました。
先日行ったときは、変わりぶりにちょっと驚きました。
出来れば、この記事を見たラーメン好きの皆さんがもう一度行ってみようかと思ってもらえればなぁと。