■今月のお酒
魯山人 純米ひやおろし
賀茂泉 純米吟醸生原酒 立春朝搾り
UMENOYADO LAB. 山乃カミ
白鴻 上等酒
白天龍 純米吟醸
天寶一 純米吟醸 生攻め
さて今月は、1月の遅れを取り戻すかのように6本のレビューをお届けいたします。
この中では、魯山人も良かったんですが、月末に飲んだ天寶一はお値段も安く(一升瓶2,160円)頭一つ抜けた旨さ。
久々のおススメ酒です。
一升瓶が買えたら、グビグビ飲んじゃってください(笑
(評価は、なし~★★★★★。個人の好みで評点を付けています)
魯山人 純米ひやおろし ★★★★
醸造元:東山酒造(京都府)
親戚から正月用に、ともらったお酒。
後から聞くと、某百貨店でセール品だったらしく、一升瓶が2,000円くらいだったとのこと。
いい買い物したねぇ(笑
開栓したのは1月の下旬で、飲み干したのは2月の初旬。
さてさてどんな感じだったんでしょうか。
常温保管からの開栓です。
香りからは、旨味と酸味がありそうなニュアンスが。
含みはまろやかで、まったりとした酒の旨味にピリ辛と酸味。
後口には軽い熟成感も見受けられます。
旨味の余韻は長め。
飲み進めると、加水感とほのかな米感が出てきますね。
喉を通り過ぎる際の抵抗感がないですし、とっても馴染むお酒。
こんなに馴染むお酒は久々でして、飲んだ量のわりには翌朝のダメージがとても少なく済みました。
これ、好きだなぁ。
賀茂泉 純米吟醸生原酒 立春朝搾り ★★★
醸造元:賀茂泉酒造(東広島市)
毎年恒例の立春朝搾り。
今年のはどんな感じだったんでしょうか、しっかりと冷やしてから開栓してみました。
ジューシー系の華やかな香り。
含むと、去年よりもジューシーな酒質。
二杯目からは炭酸のプチっと感が出てきて、味わいは甘・旨・酸な展開へ。
クドイとまではいきませんが、冷えてるほうが飲みやすいかもしれません。
開栓から10日経つと、ニュアンスは残ったままで香りが抜けた感じが。
時間を置いたほうが飲みやすくなるのは、昨年と同じ傾向でしょうか。
来年も、楽しみ楽しみ。
UMENOYADO LAB. 山乃カミ ★
醸造元:梅乃宿酒造(奈良県)
妻の直感で購入した梅の宿。
12度と低アルなのが気になりましたが、飲んでみなくては分かりませんしね。
ちょっとドキドキしながら、冷蔵庫から出したてを開栓してみました。
薄っすらとした香りの奥に、セメダイン的なニュアンスを発見。
含むと、つるんとした口当たりに、赤い果実のジューシーな甘さと酸味が軽めに効いている感じです。
そこに、僅かなセメダイン系のフレーバーが絡んできて、僕はちょっと苦手かなぁ。
低アルだけど原酒では無いので、加水感が強く、少しだけ良くなった順子(先月掲載)を飲んでいる気分。
今シーズンは、こういうの引き当てること多いなぁ(苦笑
白鴻 上等酒 ★★
醸造元:盛川酒造(呉市)
安芸津からのドライブ帰りに安浦を通ったので、駅近くのゆめマートに入り、地元流通メインと思われる上等酒を購入。
グレード的には普通酒で、糖類は入っていません。
さてさて、どんな感じなんでしょうか。
常温保管から開栓したのは、平成28年10月のことでした。
まずは、穀物の香り。
糠臭さというほうが近いかもしれません。
含むと酸が立っていて、テイストは旨辛。
1,000円を切るお値段を考えると、まずまず旨いのではないでしょうか。
開栓から3ヵ月後。
50度に温めて飲んでみると、何ともいい感じの田舎っぽい熱燗に。
コクがあって、まったりと飲めるのがいいですねぇ。
試しに常温で飲んでみますと、スッキリとしていて飲みやすさもあり。
デイリーユースとして、ぬる燗でチビチビいきたいですね。
白天龍 純米吟醸 ★★
販売元:白天龍酒造(呉市)
白鴻と同じ呉市のお酒ですが、こちらは音戸大橋を渡る手前にある警固屋の酒蔵。
醸造は既に止められていると聞いています。
あまり目にする事のない銘柄ですが、イオンモール@府中町の大きなお酒売り場で入手。
数年前のアリスガーデンで猪口1杯飲んだだけでしたが、ようやく4合瓶で飲むことができます~
常温保管から開栓すると、瓶口からは穀物感が。
含むと、アルコールのツンとした香り。
そして、ぺタッとした甘さが続き、後口は辛く、アルコール感が強めに感じられます。
二杯目からはアルコール感が落ち着き、ポワンとした甘さが出てきました。
ドッシリとまでは言いませんが、なかなかボディのあるお酒。
少し飲み疲れるタイプでした。
天寶一 純米吟醸 生攻め ★★★★
醸造元:天寶一(福山市)
近所の石川酒店のブログに「かなりおススメ!」的な紹介のされ方をしていたので、一升瓶で購入してみました。
お店でも「美味しいですよ~」と太鼓判。
僕の大好きな「攻め」部分のお酒ですし、これは楽しみではありませんか~
冷蔵庫から出したてを開栓してみました。
瓶口からは、なかなか濃厚そうな香りが。
含むと、山田錦100%のお酒らしい香りに、コクとキレが共存。
やばい、いくらでも飲めちゃう(笑
口の中で転がすと、ほのかな甘さが追加され、それを酸がきゅっと締める感じ。
僅かな苦味もいいですね。
天寶一ってそんなに飲んでいないので、昔飲んだ軽い酒質のイメージを引きずっています。
それを思うと、攻め部分ということもあって、確かに濃いですね。
久々のヒット!でした。
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