飲食店訪問

飯酌もめん(居酒屋・中区南竹屋町)

飲食店訪問
ラミネート加工した看板を、脚立にガムテープで固定。



こんな手作り感満載の看板を見たら、歩みを止めざるを得ません。



この看板を置いているのは、南竹屋町の南端部にある居酒屋『飯酌もめん』。



赤ちょうちん&縄のれんという、良い感じの居酒屋の風情を醸し出しているこちらのお店を偶然発見し、昼食を食べに入ってみました。



玄関先に置かれているメニューです。



筆頭メニューは、「ごはん2杯 みそ汁 漬物」で300円。

お替り自由という表示はしばしば見かけますが、ご飯の杯数指定は珍しい部類です。



その下にはおかずメニューが書かれていて、100円~250円まで7種類がスタンバイ。

少し間を空けて、最下段にはカレーライスという記載も。



ここは棚からおかずを取る一杯飯屋的なお店かなと推察したところで、中に入ってみる事にしました。



引戸を開けて中に入ると、手前に8人程度が使えるテーブル席があり、奥にカウンターと調理場が。

お店の切り盛りは女性店主が1人でされていて、ご常連と思われる女性の隣で、お昼を召し上がってらっしゃいました(笑)。



冷蔵庫の上にあるお盆を取り、カウンターの上に並べられた作り置きのおかずを品定め。

この前夜、ツイッターのTLで話題になったメンチカツ、ご店主におススメいただいたジャガイモの煮物、そして漬物を取り、ご飯類が出てくるまでしばし待ちます。



短冊メニューを見てみると、夜は一品物ではなく、定食類や丼・麺類を提供されている様子。

肴をアテに酒を飲むお店ではなく、飯とともに酒をという事で「飯酌(読み方は、ばんしゃく?)」と名付けられたんでしょうか。



さて、そんな事を考えていると、ご飯類が出てきまして、この日の昼食の全景が撮影可能となりました。





ジャガイモは味噌とチーズを使った煮物で、これがなかなかのおかず力。

考えてみれば、じゃがいもとチーズの相性はバッチリですし、味噌とチーズも発酵食品同士で相性が悪いわけありません。

メンチカツは、ちょっと揚げすぎ&油が今一つという難点はあるものの、辛子で食べるとまずまずです。



軽く1膳のご飯は思いのほか早くなくなりましたので、お替りを。



白味噌を使ったみそ汁が出汁感に乏しかったのは残念ですが、料理は総じて家庭的な味わいです。

例えるなら、近所の世話好きおばちゃんに「お昼食べていきんさい」とおよばれしたような雰囲気でしょうか。



おかわりしたご飯には「さっき、ゆめタウンで買って来たんよ」とふりかけ的なものを出してくださったり、



メニューには書いていませんでしたが、ホットコーヒーも出してくださいました。

ありがとうございました。



こちらのお店、いつ頃から営業されているのか分かりませんが、古いお店であれば、広島大学が千田町にあった頃は学生たちで繁盛していたのではないでしょうか。

どことなく、大須賀町にあった「ひっぱりだこ(移転)」を思い出させるような『飯酌もめん』の雰囲気。

あの店ほど豪快な料理ではありませんが、どこか懐かしさを覚えるお店でした。

ごちそうさまでした!!

(2014.9)


■お店のデータ
飯酌もめん
広島市中区南竹屋町11-13
電話番号・営業時間・定休日:未確認


■飯酌もめんの訪問記
飯酌もめん2(2018.2)


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