※閉店確認済み
お店の品書き通りに注文しないと不機嫌になるお店ってありますよね?
僕が特に気をつけているのは、「中華そば」と「ラーメン」を間違えないこと。
「中華そば」と書いてあるお店で「ラーメン下さい」と注文したら、「はい、中華そばね」と言い直されたこと数回(笑
品書きはお店のポリシーを現すものでしょうから、気を付けなくてはいけません。
さて、今回訪れたのは、南区金屋町にある『萬福』という食堂。
この界隈の新規開拓中に見つけたお店でして、店頭に「ラーメン」のちょうちんが下げられていましたのでチェックしておりました。
お店の場所は、駅前通りから1本入ったところ。
中国労働金庫(ろうきん)の裏手と書けば、何となくお分かりいただけるでしょうか。
それ以外の目印は周囲にはなく、地味な通りに面したお店なのです。
入口の横には自立タイプのA型看板が設置されており、それに書かれたメニューは500円均一。
目当てであった中華そば以外には、親子丼やちゃんぽんなど魅惑的な文字が躍っております。
開き戸を開けて中に入ると、奥に向かって長い長方形のスペースに、2~4人掛けのテーブルが幾つも並べられております。
物はやや雑然と置かれていて、好印象と言うには少し足りないかもしれません。
店内にも短冊状のメニューが掲示されており、そこに「中華そば」と書かれているのを確認して、注文。
すると、動きが緩慢な男性店員が「ラーメン一つ!」と張りのある声で厨房に告げたではありませんか。
それを聞いた僕は、椅子からズリ落ちそうになってしまいましたよ(苦笑
厨房周りを見ておりますと、中からいくつかのおかずが出てまいりまして、それはガラスケースの中に陳列されました。
どうやら、一杯めし屋的な提供の仕方のようです。
出て来た中華そばは、イニシエ感漂うビジュアル。
表面に油の層を湛えた茶濁スープに、具材がもやし・メンマ・チャーシュー・刻みねぎ。
さらに、多めに掛けられたコショウ。
意外ときちんとしていそうな一杯が出てまいりました。
まずはスープを飲んでみると、しっかりとした豚骨醤油で元ダレの醤油が強め。
そして後に残る甘さが特徴でしょうか。
麺は、ちょうど良い茹で加減のストレート麺。
具材の中では豚バラで作られたチャーシューがなかなかの旨さ。
しかし、甘さが強く切れがないため食べ飽きるのがとても早い一杯。
何かを煮た甘辛い煮汁を豚骨スープで延ばした感じとでも言えば良いのでしょうか。
それ以外の要素には全く不満がないだけに、甘さ抜きの一杯を食べてみたいものです。
ごちそうさまでした!!
(2013.10)
■お店のデータ
萬福
広島市南区金屋町3-2
0822617707
7:30~?
定休日:日曜日
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コメント
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自分も甘いラーメン苦手かな。
尾道ラーメンでも「壱番館」は甘いからちょっと。
砂糖とかじゃなく野菜の旨みなんだろうけど。
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ここのラーメン、甘かったですわ〜。野菜の甘みではなく、砂糖かなぁと思いましたよ。
何でも、愛媛のラーメンは甘いらしく、ひょっとしたらその流れかもと言う方もいました。