五日市の中華料理の名店「廣来」が閉店したのは平成24年末。
僕の周りでは惜しむ声がかなり多く、僕自身も夜が未訪だったのが心残りです。
平成25年1月24日。
「廣来」の跡を居抜きで引き継いでオープンしたのは、五月が丘の名店『竹琳』です。
『竹琳』には、今までに2度訪れた事がありますが、いずれの回も満足度が高く、僕のお気に入りの中華料理店の一つ。
移転後、初めて訪れたのは、6月も中旬になっての事でした。
訪れたのは12時40分頃でしたが、入店までの待ち時間は優に20分超。
流石の繁盛振りです。
メニューです。
ランチメニューの最安値は980円の汁なし担担麺セット。
一般的な勤め人では、デイリーユースには厳しい価格設定ですが、『竹琳』なら出しても良いかなと思わせてくれます。
僕が注文したのは、汁なし担担麺セットの大辛。
本当は激辛での注文でしたが、「できない」との回答でしたので大辛にした次第。
そうこうしている内に提供された前菜は、タケノコの煮物と生春巻きです。
タケノコの煮物は豚挽き肉と鰹節がまぶされての登場。
生春巻きは、薄いながらもプリッとした皮にレタス・鳥胸肉・海老が巻かれていて、掛けられているソースはラッキョウ酢のような酸味に豆板醤系の辛味が感じられます。
スープは海鮮系の出汁でじんわり旨く、具材の海老ワンタンに存在感を持たせています。
スープの底だけに甘さが感じられ、香草のような香りが。
なかなか面白いスープでした。
メインの汁なし担担麺です。
具材は、太もやし・青ネギ・豚そぼろ・白髪ネギ・黒く刻まれたもの。
タレは黒酢と醤油が強めで、芝麻醤は不使用かなと。
そして、黒く刻まれたものの醗酵臭が良いアクセントとして感じられました。
この黒いのは食べてみるとしゃきっとした歯応えでしたので、正体は高菜などの葉物野菜なんでしょうか。
麺は太もやしと同程度の太さで、プリッとした食感。
山椒とラー油の効きはそこそこで、「國松」基準ですと2程度でしょうか。
麺を食べた後はご飯とザーサイを投入し、完食。
総じて塩分が強く、ご飯がないと食べ進めるのに苦労するかもしれません。
とか言いながらも、激辛だったら塩分が分からないほどに辛くて、丁度良かったりして。
ごちそうさまでした!!
(2013.6)
■お店のデータ(移転後)
広島市佐伯区八幡2-22-5
0829288998
11:30〜14:30
17:30〜22:00
定休日:月曜日
■竹琳の訪問記
・竹琳(2010.2)
・竹琳2(2010.6)
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