※閉店確認済。
中区中町、三井ガーデンホテルの北側にある、農家と野菜が売りのお店です。
元々ここにあった「茶茶参LOTUS」が閉店して何が出来るのかと思っていたら、お店の入口の前に透明なビニルテントが張られて野菜売り場が出来ていました。
この時は通りすがりでチラッと見ただけでしたので、「えっ?建物の中はどう使ってるんだろ?」と思いながらも確認せず。
後日、前を通った時に確認をしましたら、そこは『農家の台所』というお店で店内で食事が出来るような掲示物がありました。
大震災の後に、東京の「くにたちファーム」が被災地の野菜を取り扱っているとTVで紹介され、その時に出ていた店名が『農家の台所』。
それを見て、あぁそう言えば広島にもあったなぁと思い出し、この度訪問することに。
訪れたのは夜です。
ビニルテントの下を通ってお店の入口までたどり着き、入店。
お店に入って真正面に壁がありますので、一瞬、閉塞感を感じます。しかし、靴を脱いで奥に通されると最奥がガラス張りになっていることもあって、視界がグンと広がります。
※ガラスの向こうには櫓のような物が見えたんですが、どうやら原木しいたけを栽培するための物だそうですよ。
初めての訪問か否かを聞かれ初めてと答えると、サラダバーの前で利用方法の説明がありました。
面白い野菜がたくさんある事、何度取っても良い事、塩と味噌ダレでも食べて欲しいと言う事、などを説明されたと思います。
サラダバーの向こう側に見える農家の方のポスター。
NO.1を決める投票を行っているんだそうですよ。
さて、客席は掘りごたつの様になっているL型カウンターに8席ほどと、2人掛けのテーブル席が5席。「茶茶参LOTUS」の頃に2階で宴会をした事がありますので、『農家の台所』でも2階席があると思われます。
※トイレは2階です。
単品メニューです。
こちらはセットメニュー。
サラダバーの単品が980円かぁ。。。
セットはそれ込みで2,800円。。。
う~ん。。。
少し考えましたが、今回はセットメニューを注文。メインの品は鴨にしました。
まずは前菜の盛り合わせから。
これで2人前だと思いきや、1人前がワンプレート。ちょっと嬉しかったです。
料理は右上から時計回りに、東条キャベツの胡麻和え、蕗の青唐辛子味噌乗せ、大根の金平、焼き空豆、とみつ金時の煮物。
いずれもその野菜特有の味が濃く出ており、なかなかの水準ではないでしょうか。
サラダバーで取った野菜です。
こちらの野菜達もなかなかの旨さです。塩や味噌は付けなくても旨いです。
野菜嫌いの子供たちに食べてもらいたいなぁ。
サラダバーの中で面白かったのはエノキ。サラダエノキって言うのがありまして、生で食べるとエノキ特有の香りが強く感じられます。何だか不思議な感じでしたよ。
茶碗蒸しです。
具は、紅芯大根、スナップエンドウ、ヤマブシタケ。
僕はヤマブシタケって初めて食べました。長くフサフサした白いあご髭のような見た目で、ヤマブシタケが茶碗蒸しの出汁を吸っていてとても美味しかったです。
メインのお膳です。野菜と鴨ロースのグリル、ご飯、味噌汁、小鉢、漬物がお膳に乗って登場。
ご飯は島根県の石見銀山という米に八本松の玄米をブレンドしたものだそうです。
このご飯が、モチモチで甘くて旨い!最近食べたものの中ではNO.1!!
鴨ロースは中心部が少し赤いぐらいの火加減。とても柔らかく野趣にあふれた味わいでした。
デザートは2種。
アイスプラントが乗ったバニラアイスは格別のものではなかったですが、とみつ金時のプリンがとても旨かったです。
こちらのお店は、少人数ならセットメニューを、4~5人なら単品を分け合って、というのがコストパフォーマンス的には良いと感じました。
そして、旬の野菜しか仕入れないと言う事でしたので、季節が変われば野菜が変わるわけです。二度、三度と訪れるのが楽しみになりますね。
僕も季節を変えて再訪したいと思います。
ごちそうさまでした!!!
※こちらのお店って「jellyfish.」の経営だったんですね。手広くやってるなぁ。
(2011.6)
■お店のデータ
農家の台所
広島市中区中町1-19
0825049444
11~21時
定休日:なし
セットメニュー2,800円 生ビール(プレモル)570円 冷酒1合(宝剣緑ラベル)740円
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