席の横に貼られている掲示物。
風化したはずの記憶が、それとリンクしました。
何年前だったか、小さなおばあちゃんがやっているうどん屋がTVで紹介されていて、そのお店は確か香川県の讃岐うどんのお店。
一玉で何十円という安さなんですが、旨いと評判。
お店の名前は覚えていませんし、この番組を見たこと自体、忙しい日々の中で風化した記憶の一つでしかありませんでした。
西区井口にある讃岐うどん店『香房』で、この記憶が色を帯びて蘇ってくるとは思いもよりませんでした。
席に置かれていた札を見て、これがお店のおすすめなんだろうなと思い、かしわ天湯だめうどんを注文。
こちらのお店は中盛(1.5玉)は無料、大盛(2玉)は+80円というお得振り。
お腹が空いていましたので、ついつい大盛をお願いしました。
うどんは注文を受けてから茹でるようで、少々時間がかかるみたい。
僕が訪れた時は7~8分程掛かったかな。
その間、メニューを見たり店内を眺めたりしていましたが、ふと、席の横に掲示されていた記事に目が留まりました。
「るみばあちゃん」がやっている「池上製麺所」の記事。
そこで修業をされたのが『香房』の息子さんとの事。
「るみばあちゃん?・・・ あぁ!」
この瞬間、記憶と記憶が色を帯びて蘇りました。
記憶や経験が思わぬところで繋がる。面白いもんですね。
さて、かしわ天湯だめの登場です。
中心にほんのわずかだけ芯を残す茹で加減。
ムチッと感や弾力は程良く、ツルツルッと食べられるうどん。
なかなか旨いです。
難点は、うどん1本1本が長いですのでツユにつけにくい事かな。
かしわ天は胸肉ですがパサパサではなく、肉汁を上手く閉じ込めています。
レモンを振ってパクッといただいても旨いですし、ツユにしばらく浸して食べても旨かったです。
大盛2玉のうどんとかしわ天5個をふぅふぅ言いながら完食(苦笑
次回は、冷たいのでうどんのコシを楽しんだり、おでんとビールで始めて地鶏親子丼とミニうどんのセットを食べたり、と色んな楽しみ方をしてみたいです。
あ、ちく天(ちくわの天ぷら)もしっかりと食べてみたいな。
ごちそうさまでした!!!
(2011.1)
■お店のデータ
香房(かぼう)
広島市西区井口明神2-1-19
0822761388
11:15~14:30
17:45~21:00
定休日:不定休
かしわ天湯だめうどん(かしわ天5個)650円 大盛(2玉)80円
■香房の訪問記
・香房2(2012.2)
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