初めて訪れたのは、10年も前のこと。
キレイに改装されるなんて、夢にも思っていなかった頃。
古いというか、風情があるというか、いい雰囲気の横川ガード下に店があったんでした。
電車のガタンゴトンという通過音と、店の雰囲気がアンマッチ。
何だか面白い空間。
2軒目に立ち寄ったので、少し変わったお酒と旨いアテを2品程いただいたんでした。
懐かしい。
ガード下の改装に伴う移転で、『みこし鶴一』は、横川駅北口近くの区画へ。
「ご時世だなぁ」と感じたのは、入口にぶら下げられたスプレー。
シュッと吹きかけて、念入りに両手に刷り込む。
最近のルーティーンですね。
まずは3品のつき出しから。
卵豆腐・生ハムを巻いた泉州ナス・ニラのお浸し。
どれも穏やかな味付け。
生ハムの塩気がもう少しあったらなと感じましたが、キレイな旨さの3品でした。
続いては刺身の盛り合わせ。
頭が付いたままのシャコ、押し返す食感がいい蛸。
湯引きして軽く炙った鱧と相性鉄板の梅肉、からすみが乗ったコチ。
烏賊、なめろう。
この辺りのクオリティは流石ですね。
10年前にも生タコの刺身を食べたんですが、今回のタコも旨かった。
白身魚の包み焼き。
魚種は聞き逃したんですが、身は根魚っぽく、大きさからはアイナメとか?
何だったんでしょう、聞いておけばよかったな。
牛肉と焼きナス、温玉。
真空低温調理した牛肉は、プリンとしていてなかなかの旨さ。
自宅でもジプロックと炊飯器の保温機能使って低温調理はできるけど、真空にはならないんですよね。
お店ならではのひと品だと思います。
ホタテのグラタン。
はっきりと塩を感じるグラタン。
ホタテの貝柱がたくさん使われていて、これは分かりやすく旨いですね。
冬瓜と海老の酢の物。
穂紫蘇をほぐして、海老・冬瓜と一緒にいただく料理。
穏やかな酸味で胃に合図を送り、〆のひと品を迎える準備ができました。
最後に登場したのは鯖の棒寿司。
けっこう脂が乗った鯖。
酢飯もろとも軽く炙っているのが良いですね。
やっぱり良いお店だ。
『みこし鶴一』おすすめです。
ごちそうさまでした!!!
(2020.8)
■移転後のデータ
広島市西区横川町3-2-3
0822380354
18:00~23:00
定休日:日曜日
■みこし鶴一の訪問記
・みこし鶴一(2010.4)
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