※2022年12月 閉店確認
ホテルサンルート最上階の『吉水』。
ちょいと遅い母の日で利用させていただきました。
先附は、カボチャの茶巾豆腐。
つるんとねっとりした茶巾豆腐はカボチャの香りが高く、中に小柱が入っていてビックリ。
そして、カボチャの甘さと敷いてあるツユに染み出たイチゴらしき酸味が合いますねぇ。
続いての椀物は、新玉ねぎと魚のしんじょの吸い物。
しんじょは玉ねぎの甘い風味がしっかり感じられ、良い意味での絹さやの臭さ、ツユに移ったトマトの酸味が更に引き立ててくれます。
この時点で、やや不満足だった前回とは違い、期待感アップ!
造り。
めばちマグロ、イカの炙り、花の下には真鯛。
これらを酢味噌・炒り酒・醤油でいただくのは、前回と同じでした。
特に良かったのは、炒り酒でひたひたにして食べる真鯛。
ほんのり塩味が効いて、鯛の旨味も味わうことが出来ました。
太刀魚のレモン鍋は炊き合わせと言うことで登場。
太刀魚はレアで食べるよりもしっかりと火を通したほうが、身がふんわりして旨かったです。
鍋ツユにレモンを効かせてあるそうなんですけど、あえてスライス二枚を追加投入。
レモン風味が増強されて雰囲気出ましたが、鍋に入れず具材に直接掛けても良かったかも。
しかし、うちの母って食べず嫌い多かったのに、あちこち連れまわしている内に、食べられる食材増えたなぁ。
良いことだ~
焼物は鰆。
身がしっかりした鰆を甘さを抑えた西京っぽい味噌に漬けて、九条ネギを乗せて焼いていて、これは想像通り。
黄色く細いのは、コーンスプラウトだそうです。
シャクッとして苦味があって、面白い食材ですね。
鱒の豆衣揚げは、アスパラ・こごみと共に。
あしらいは、クレソン。
これ、ソースが気に入りました。
オイスターソースと蓼酢らしいんですが、蓼酢の酸味がオイスターソースの重さを消していて、実に軽快に旨い!
食事は、広島菜とちりめんじゃこを使ったいなり。
※赤出汁は写真忘れ。
思ったほど具材は感じませんでしたけど、パン!と張り詰めた旨いいなりでした。
水菓子は抹茶のプリン。
ぷるるんとしたプリンは、口に入れた瞬間から抹茶の香りが広がり、これもなかなかの旨さ。
前回のように遊びを取り入れた流れもいいんですけど、僕が『吉水』に期待しているのは今回のような流れ。
今回の旬の味覚会席は満足でした~
ごちそうさまでした!!!
(2016.5)
■吉水の訪問記
・吉水(2012.9)
・吉水2(2015.7)
・吉水4(2017.4)
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