広島東郵便局の西側にある、古い長屋が集まるエリア「エキニシ」。
とんかつの「かつまろ(閉店)」や食堂の「ひっぱりだこ(移転)」があった数年前には何度も訪れた事がありますが、今と比べると隔世の感があります。
最近ではTVでも取り上げられ、飲食店集積エリアとしての認知度もアップ。
昭和に戻ったかのような街並みと駅近の利便性、家賃の安さ、再開発による移転などの要因がありますが、居酒屋・串揚げ・ホルモン天ぷら・イタリアン・フレンチ・タイ料理・ワインバー・日本酒バー・お好み焼き・焼肉・串焼・・・と様々なカテゴリーのお店が軒を連ねるエリアになりました。
そんな「エキニシ」が話題になり始めてから、2年は経ったでしょうか。
その間にお昼は数回訪れた事があるんですが、夜は未訪のまま。
自宅から遠いのがネックの一つでしたが、今回、重い腰を上げて、夜の「エキニシ」デビューを果たしてまいりました。
界隈に到着したのは17時頃。
街並みとお店の様子を見ていたところ、人気の立ち飲み居酒屋「ドラキチ」で友人達と遭遇。
ホント偶然だったので驚きました~。
※撮影は帰宅時。
1時間少々談笑したところで「なかなか面白い店があるから行こう!」という話になり向かったのが、「タリーク(紹介制)」と言うワインバーです。
ベリーダンスが似合いそうな女性店主チョイスのワインは、1杯500円から。
3杯ほど飲みましたが、10年ほど前のワインで、聞いた事のないブドウを使った赤ワインが一番印象に残りました。
古いワイン(ワイン界では古い部類ではないか)ですが、ベリー系の華やかな香りが感じられ、そして時間と共に渋みを増していき、しかし飲みにくさはなし。
ワインもなかなか面白いですね。
さて、この時点で20時頃だったでしょうか。
少し食事がしたいなと思い、「タリーク」のご店主から紹介していただいたのが、エキニシ北西部に位置するイタリア料理店『タマザワ』です。
オマール海老がスペシャリテと聞いていましたが、店頭のメニューにある「シャラン産鴨」の記載を見て、ついつい鴨を頼んでしまいました(苦笑
まずは前菜のスープとグリッシーニをつまみつつ、スプマンテを楽しみます。
一皿目に出していただいたのは、44ヶ月熟成の生ハム。
硬い食感のハムは酒が進むような塩分濃度で、なかなかの旨さでした。
続いては、シャラン産鴨を木苺のソースで。
ジューシーな鴨に、甘酸っぱいフレッシュなイチゴソースが合いますねぇ。
これ、辛めのウイスキーのロックを合わせてみても良いかもしれません。
最後はパスタをお任せで。
「肉が続いたので海老を使いました」とは、シェフのお言葉。
少々塩が強いように感じましたが、海老やオリーブオイルの旨さは流石でした。
外から聞こえる電車の音をBGMに、本格的なイタリア料理が楽しめる『タマザワ』。
次回はオマール海老、注文してみようかな。
ごちそうさまでした!!!
(2014.9)
■お店のデータ
タマザワ
広島市南区大須賀町12-11
0822581882
18~24時
※金曜:~翌1時
※土曜:17~翌1時
定休日:日・祝
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