※閉店確認済み
今の家に引っ越してから、早6年。
自宅近所でリピートしたくなるお店を探して、ちょいちょい事前情報なしで突撃訪問をしております。
今回訪れた居酒屋の『梁山泊』は、今から2年半ほど前に見つけたお店。
中の様子が分からず、入りにくいなと思っていましたが、どうやら妻も突撃したいようでしたので、遅ればせながら機会を作って訪れてみました。
お店の場所は、庚午三叉路よりもアルパーク寄りで、変電所の近く。
写真を見ると暖簾が出ていないので休みかなと思ってしまいますが、既に営業中です。
入口に張られたお酒のラベル。
日本酒は「国士無双」「黒龍」「十四代」「豊盃」「雪漫々」「扶桑鶴」など、なかなかの銘柄揃い。
このラベル見ると、日本酒好きの方は興味湧くでしょ(笑
中に入ってみると、あみ籠をかさにした電球とダウンライトで照度を取り、ボリューム小さめで演歌が流れている事に気付きます。
客席は6人掛けテーブル2卓とカウンターに4席ほど。
お店の切り盛りは女性一人ですが、忙しくなると男性(息子さん?)が手伝いに来られるようです。
メニュー数はそう多くありませんが、予約時に希望を伝えておけば、例えば刺身などは対応しますとの事でした。
予約した旨を伝え、案内された席に座ると、黒いトレーに設えられた5種類のつき出しと素敵な箸置きが登場。
予約した人には、少し手を掛けたつき出しを出されるんだそうです。
初めてのお店でこんなつき出しが出てきたら、盛り上がりますよねぇ(笑
では1品ずつ見ていきましょう。
枝豆ペーストが乗った冷奴。
すった枝豆に塩を利かせて豆腐を食べさせる一品です。
ペーストを口に入れると枝豆の香りが広り、塩梅の良さも手伝って良いアテになりました。
そして、ペーストは葉っぱをイメージして形作ったそうです。
7月は文月。
昔は葉っぱに手紙を書いていましたので、との説明でした。
もずく酢とジュンサイ。
蓋に使われているのは芋の葉で、水滴をあしらって涼しさを出されたんだそうです。
穏やかな酸味が良いですねぇ。
梅くらげと小いわしの南蛮漬け。
この酸味もきつ過ぎなくて良いと思います。
ほおずきに包まれたトマト。
皮は湯剥きしてあって、トマトの表面は少し乾いた感じ。
風を当てて乾かしたのかなぁ。
「良かったら鰻ありますよ」と言われ、折角なのでとお願いしたのがこちら。
ナスをパカッと裂いて、その間に鰻を挟んでの提供です。
鰻は、ふっくらと仕上がっていて旨いですし、甘すぎないタレも好印象です。
お酒1種類目。
飛騨のやんちゃしぼりたて原酒というお酒で、岐阜県の蒲酒造場の特別本醸造なんだそうです。
ほのかな吟醸香がある辛口のお酒で、原酒らしい強さはそこまでなかったように思いました。
トマトチーズ焼き、ひじき、白肉の天ぷらを追加。
トマトチーズはもちろん定番の旨さ。
ひじきは、ちくわと人参が入っていて鷹の爪を使ったピリ辛仕立て。
白肉はガリッとした衣が特徴で、辛子を溶いたポン酢で食べると特に良かったです。
お酒2種類目。
竹に入れて凍らせた千福で、スペックは不明です。
おろしじゃこ、ホルモン炒め、卵焼きを追加。
大根おろしが辛かったですが、酒のアテには良かったと思います。
ホルモンはピリ辛味噌で炒めてあって、間違いの無い旨さ。
卵焼きは出汁で巻いてありましたが、しっかり目に火が通っていてふるふる感は無いタイプでした。
お酒3種類目。
岐阜の渡辺酒造店が醸す「非売品の酒」で、こちらも吟醸香立つタイプ。
スペック非公開のため詳細不明ですが、やや辛口の本醸造クラスでしょうか。
面白いお酒を入れてらっしゃいますねと話を振ると、自分の足で酒販店に買いに行くそうで、岐阜の2本はデイリンクで仕入れたと教えてくださいました。
石川酒店にも行くことがあり、昨日まであったんですけどと見せてくださったのは日下無双の赤い瓶。
あ、それ、飲みたかったなぁ(苦笑
僕たちが入店して1時間が経った頃、ようやくちょうちんと暖簾を表に。
※帰り際に撮影。
すると、一人、また一人とお客が入ってきて、帰る頃にはほぼ満席に。
客層からも地元に愛されている事が良く分かります。
決して格別ではありませんが、ほっとくつろげる雰囲気で近所に欲しかったタイプのお店。
合間合間で訪れてみたいと思います。
ごちそうさまでした!!!
(2014.7)
※お店の切り盛りはお一人でされているので、お酒や料理の催促をせずに待てる方に訪れて欲しいお店です。
■お店のデータ
梁山泊
広島市西区草津東1-7-2
0822728760
営業時間・定休日:未確認
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