※閉店
流川通りにある、おじん(テールスープ)の店『夜あかし』。
雑居ビルの1階にお店があるんですが、初めて店の佇まいを見た時、良い予感がしたんです。
そして、その予感を信じて行ってみようと思ってから、早15年(苦笑
ふとした事でこのお店の事を思い出したものですから、流川で食事をする機会を見つけて、エイヤと入店してみました。
すりガラスがはめられた引戸を開けて中に入ると、すぐ目の前にはカウンター席が迫っていて、その向こうは調理場が。
そして、お店の奥には4人程度が座れるテーブル席が1卓用意されています。
お店の作りは、小料理屋的な感じと言えばいいでしょうか。
外観からある程度の予想はしていましたが、お母さんが一人で切り盛りをするこぢんまりとしたお店です。
メニューを見ますと、肉類の焼き物とおじんが提供されている事が分かります。
カウンターに座り、とりあえずのビールと共に出てきたのは、煮込み。
とても柔らかく煮込まれていて、塩分は強めですが酒のアテには良い塩梅に感じます。
これは旨いなぁ。
もう少し食べたいなと思い、焼き物メニューの中から、タンを注文。
こちらの焼き物は、全て炭火で焼くんですって。
スライスされて焼かれたタンの味付けは、塩コショウに魔法の白い粉でしょうか。
香りも良く、タンらしい旨味もしかと感じられて、なかなかの旨さ。
この辺りから、ご常連が帰ったため僕とお母さんの二人きりに。
色々とお話を伺ってみますと、創業は昭和29年と言いますから、今年(2014年)で丸60年!
何と、広島市内中心部屈指の老舗だったんですね。
知らんかった~
先日作ったテールスープの失敗談を話しながらチューハイを頼みますと、「これ絞りんさい」とざく切りレモンを出していただきました。
何だかこういうの、好きだなぁ。
待望のおじんの登場です。
大きなテール、玉ねぎ、青ねぎ。
そして旨そうなスープ。
早速いただいてみると、骨の髄から出たと思われるテールの旨味で、にやけ顔になる程に旨い!
味付けはタンと同じく、塩コショウと魔法の粉少々といったところでしょうか。
続いてテールにかぶりつきますと、その柔らかさは長時間かけて煮込まれた証。
お聞きしてみると、圧力鍋は使わずに4時間は煮込んでいるんだそうです。
肉を食べ、骨に残った旨味をチューチュー吸い取り、完食。
お母さんのお人柄もいいし、料理も旨い。
「いつも一見さんは断るんじゃけど、あなたは特別」的なトークも空々しく聞こえないのは、僕の気のせいでしょうか(笑
次回は、もうすこしゆっくりと楽しんでみなきゃいけませんね。
ごちそうさまでした!!!
(2014.1)
■お店のデータ
夜あかし
広島市中区流川町4-18
0822412854
営業時間:~24時
定休日:未確認
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