※閉店
南区宇品西は、僕が子供の頃には材木が浮いていたり生コン工場があったりと工業地域の様相を呈しておりました。
15年程前に埋め立てられてからは分譲マンションと郊外型の商業施設が林立し、あっという間に便利で賑やかな街に変貌。
メインストリートには、エディオンを擁するベイシティ宇品や大型外食チェーン店、ニトリなどが軒を連ね、郊外のロードサイドという風情を醸し出しております。
そんなエリアから少し外れた所にあるお好み焼きの『麦』には、馴染みの床屋に行く前の腹ごなしで訪れた次第。
お店の場所は京橋川沿いで、昔の出島に向かう道路沿い。
パチンコのハリウッドより少し南に下った場所で、店舗併用住宅の1階で営業されています。
ダークブラウンのタイルで仕上げられた階段を数段上り中に入ると、入口すぐのところからテーブル席がいくつか並び、奥に厨房と鉄板が配置。
道路面はガラス張りで開放感がありますが、あいにくの曇り空、薄暗い店内での食事となってしまいました。
お店の切り盛りは女性2名で。
焼き手の女性はシャキッとしたやり手っぽい方。この方がご店主と思われます。もうお一方は、調理補助・接客などがご担当の様子。
注文したのはいつもと同じ肉玉そばですが、麺はうすい中華の全粒粉生麺をチョイス。
焼く工程で特徴的かなと感じたのは、生地の粘度の高さとガーリックオイルを使う点です。
生地に各種食材を盛った後ラードを乗せるのが一般的ですが、こちらはガーリックオイルを使用。
見た時は単なる油を差したのかなと思いましたが、食べてみてガーリックオイルだと分かりました。
そういえば麺の下味も種類によって変えてらっしゃるようで、記憶間違いが無ければ、ノーマルのそばには塩コショウ、全粒粉生麺には塩コショウソース、うどんには魚粉とソースだったはず。
出来上がりを食べてみますと、麺の表面はパリッと焼いていて中はもちっとしています。
僕には麺の違いはよく分かりませんでしたが、生地が旨かったのと魚粉(いくつかブレンド?)の風味が印象に残った一枚でした。
ごちそうさまでした!!
(2013.10)
■お店のデータ
麦
広島市南区出島1-2-15
0822593633
11~14時
17~22時(月・水・金のみ)
定休日:日曜日
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